7.98.2 UPRINTの使用例

LANSA

7.98.2 UPRINTの使用例


例1:以下のRDMLプログラムは、受注番号を入力するようユーザーに要求し、注文の詳細とそれに関連付けられた明細行を印刷します。

     GROUP_BY  NAME(#ORDERDET) FIELDS(#ORDNUM #CUSTNUM #DATEDUE #ORDLIN #PRODUCT #QUANTITY #PRICE)
 
L1:  REQUEST   FIELDS(#ORDNUM)
     FETCH     FIELDS(#ORDERDET) FROM_FILE(ORDHDR) WITH_KEY(#ORDNUM) NOT_FOUND(L1) ISSUE_MSG(*YES)
 
     SELECT    FIELDS(#ORDERDET) FROM_FILE(ORDLIN) WITH_KEY(#ORDNUM)
     UPRINT    FIELDS(#ORDERDET)
     ENDSELECT
 
     ENDPRINT
 

例2:ACCOUNTというファイルに以下のフィールドとデータが保持されているとします。

会社(#COMP)

部門(#DIV)

課(#DEPT)

支出(#EXPEND)

収入(#REVNU)

01

1

ADM

400

576

"

"

MKT

678

56

"

"

SAL

123

6784

"

2

ADM

46

52

"

"

SAL

978

456

"

3

ACC

456

678

"

"

SAL

123

679

02

1

ACC

843

400

"

"

MKT

23

0

"

"

SAL

876

10

"

2

ACC

0

43

 

ファイルのキーが#COMP、#DIV、#DEPTの場合、以下のRDMLプログラムによって、このファイルからページ番号と小計付きのレポートが生成されます。

GROUP_BY  NAME(#ACCOUNTS)  FIELDS((#COMP *TOTLEVEL1 *NEWPAGE) (#DIV  *TOTLEVEL2) (#DEPT  *TOTLEVEL3) (#EXPEND *TOTAL) (#REVNU  *TOTAL))
 
SELECT    FIELDS(#ACCOUNTS) FROM_FILE(ACCOUNT)
UPRINT    FIELDS(#ACCOUNTS)
ENDSELECT
 
ENDPRINT
 

フィールド属性について、以下の点に注意してください。

·         *NEWPAGE属性を使用すると、会社番号が変更されると必ず新しいページが開始されます。

·         *TOTLEVELn属性によって、要求される合計「レベル制御切れ」を示します。この場合、会社、部門(会社内)、および課(会社の部門内)別の合計が必要になります。

·         *TOTAL属性を使用すると、フィールドが合計されます。この場合、支出フィールドと収入フィールドが合計されます。

フィールド属性とその使用方法の詳細については、「フィールド属性」を参照してください。

また、LANSAがデータをソートしないことに注意してください。データは、UPRINTコマンドに渡された順序で印刷されます。情報の印刷順序に関し、プログラマの責任において、新しいページおよび合計レベル属性を「意味のあるもの」にしてください。

上記のRDMLプログラムは、以下のようにコーディングすることもできます。

SELECT     FIELDS(#COMP #DIV #DEPT #EXPEND #REVNU) FROM_FILE(ACCOUNT)
UPRINT     FIELDS((#COMP *TOTLEVEL1 *NEWPAGE) (#DIV  *TOTLEVEL2) (#DEPT  *TOTLEVEL3) (#EXPEND *TOTAL) (#REVNU  *TOTAL))
ENDSELECT
 
ENDPRINT