1.1.6 Nchar
Ncharは固定長の文字フィールドで、長さが1桁から65,535桁までのフィールドです。(文字の数です。バイト長ではありません。)
Ncharフィールドは、あらゆるコードページのAlphaデータを格納します。例えばリストの場合、Ncharフィールドには1行目に日本語、別の行にフランス語が入ります。
Ncharの分類はUnicode文字列になります。
データベース・タイプによって、Ncharで末尾ブランクが意味のあるものとして扱われる場合と、そうでない場合があります。末尾ブランクが不要の場合は、Nvarcharフィールドを使用してください。
一般的な事柄については、「フィールド・タイプについて」を参照してください。
フィールド定義の規則
Ncharフィールドをリポジトリに定義するときの規則は以下のとおりです。
長さ |
Nchar は、1から65,535桁の長さにすることができます。Ncharには小数部はありません。 |
有効なキーボード・シフト |
ブランク |
許容される属性 |
AB、ASQN、CS、FE、LC、ND、RA、RB、RL、RLTB |
編集オプション |
不可 |
デフォルト |
*NULL |
使用規則
区画タイプ |
|
ファイル |
NcharはRDMLXファイルでのみ使用することができます。Ncharは実フィールドまたはキー・フィールドとして使用することができます。キーとして使用する場合、長さは2,000文字を超えてはいけません。 |
論理ビュー |
Ncharはキー・フィールドとして使用することができます。キーとして使用する場合、長さは2,000文字より少なくする必要があります。 |
仮想フィールド |
Ncharはコード・フラングメント仮想フィールドと共に使用できます。 |
事前結合フィールド |
Ncharは検索事前結合フィールドに使用することができます。 |
RDMLコマンド |
DEF_HEAD、DEF_FOOT、DEF_BREAK、およびDEF_LINEのみRDMLフィールドの印刷がサポートされます。ですから、レポートで使用するには、NcharをAlphaに変換する必要があります。 |
組み込み関数 |
Ncharを組み込み関数で使用する場合、有効な引数のタイプは「A」です。 |
特殊値 |
*NULL、*NAVAIL |
変換 |
「フィールド・タイプ変換」を参照してください。 |
プラットフォームについて
- プラットフォーム別の考慮事項については、「フィールド・タイプについて」を参照してください。
ヒントとテクニック
- 実行時に複数言語サポートが不必要な場合は、AlphaフィールドもしくはCharフィールドを使用してください。
- 後続のブランクを意味あるものとして扱う場合は、Nvarcharフィールドを使用します。
さらに、次のトピックも参照してください。