7.75 POINT
SELECT_SQLを使用している場合を除き、POINTコマンドは、ファイルに対するすべてのI/O要求を以下のものに「向ける」、「リダイレクトする」、または「上書きする」ために使用します。
· 同じライブラリ内の別ファイル
· 別ライブラリ内の別ファイル
· 別ライブラリ内の同じファイル
· ファイル内の特定メンバー
このコマンドは、下位互換性を保つために用意されているもので、特定の機能を提供するためのものではありません。同様の機能を実行するための、全体的により優れたメカニズムについては、『LANSA/ADユーザーガイド』の「永久ファイルのオーバーライド機能」を参照してください。
移植性に関する考慮事項 |
POINTコマンドは、既存のRDMLコードとの互換性を保つ目的でRDMLXコードでサポートされます。System i以外のプラットフォームで実行しても、何の効果もありません。 コードの生成はRDMLファンクションとRDMLXコードとで異なり、同じ名前のファイルが複数存在する場合は、使用されるライブラリに違いが生じる可能性があります。iSeriesでは、オブジェクトをコンパイルしているジョブのライブラリ・リストを使用し、ライブラリへのファイル参照に合わせてRDMLファンクションが生成されます。ライブラリ・リストで見つからない場合は、EBCDIC参照シーケンスで見つかったリポジトリ内の最初のファイルが使用されます。一方、ライブラリ・リストを持たないWindowsでは、RDMLXオブジェクトが生成され、ANSIシーケンス順序で見つかったリポジトリ内の最初のファイルが使用されます。したがって、ライブラリをPOINTコマンドで指定し、IOコマンドで指定しない(または、その逆)場合、同じ名前のファイルが複数存在すると、コードの生成時にRPGとCとで異なるライブラリが使用される可能性があります。 |
参照
必須
POINT -------- FILE --------- ファイル名 . *FIRST ------------->
ライブラリ名
-----------------------------------------------------------------
任意指定
>-- TO_FILE - ---- *SAME -------------------------->
ファイル名
>-- TO_LIBRARY --- *LIBL -------------------------->
ライブラリ名
>-- TO_MEMBER ---- *FIRST -------------------------|
メンバー名