7.76.3 POP_UPの使用例
以下は、POP_UPコマンドの例です。その他の例については、同じ機能を提供するDISPLAYコマンドのセクションを参照してください。
例1:画面の中央に配置されたポップアップ・ウィンドウでフィールド#ORDNUM、#CUSTNUM、および#DATEDUEをユーザーに表示します。
POP_UP FIELDS(#ORDNUM #CUSTNUM #DATEDUE)
または、以下のように指定しても同じです。
GROUP_BY NAME(#ORDERHEAD) FIELDS(#ORDNUM #CUSTNUM #DATEDUE)
POP_UP FIELDS(#ORDERHEAD)
例2:ポップアップ・ウィンドウに1つの注文を表示し、このウィンドウ内のスクロール可能な領域にすべての明細行を表示します。
GROUP_BY NAME(#ORDERHEAD) FIELDS(#ORDNUM #CUSTNUM #DATEDUE)
DEF_LIST NAME(#ORDERLINE) FIELDS(#ORDLIN #PRODUCT #QUANTITY #PRICE)
POP_UP FIELDS(#ORDERHEAD) BROWSELIST(#ORDERLINE) AT_LOC(5 10) WITH_SIZE(*AUTO)
例3:#ORDNUM、#CUSTNUM、および#DATEDUEを要求し、特定の位置および識別方法をフィールド属性として指定します。
フィールド属性の詳細については、「RDMLフィールド属性およびその使用法」を参照してください。
フィールドに対して特定の位置を指定すると、事実上、自動設計機能は「無効」になります。例えば、以下のようになります。
GROUP_BY NAME(#ORDERHEAD) FIELDS((#ORDNUM *COLHDG *L3 *P3 ) (#CUSTNUM *LABEL *L3 *P24) (#DATEDUE *NOID *L7 *P37))
POP_UP FIELDS(#ORDERHEAD) AT_LOC(*UPPER) TEXT(('--DATE--' 6 37))
この場合、以下のようなポップアップが設計されます。
-----------------------------------------------------
: :
: 会社名 顧客番号: :
: 受注 :
: 番号 :
: --日付-- :
-----------------------------------------------------
行番号と列番号および「テキスト」を手作業で指定する必要はありません。画面設計機能を使用すれば、「自動」設計を大幅に素早く簡単に変更できます。詳細については、『LANSA/ADユーザーガイド』の「画面設計機能を使用する」を参照してください。
POP_UPコマンドで画面設計機能を使用すると、(POP_UPまたはGROUP_BYコマンドの)関連付けられたFIELDSパラメータの指定が、必要な行、列、および識別方法の属性により自動的に変更されます。
拡張可能なグループ式を使用した場合は、LANSAにより、式が、その式を構成するフィールドで置き換えられることに注意してください。
また、POP_UPコマンドのTEXTパラメータの指定も自動的に変更されます。
例4:拡張可能なグループ式を使用して、画面設計機能でレイアウトの設計を変更します。
GROUP_BY NAME(#XG_ORDHDG) FIELDS(#ORDNUM #CUSTNUM #DATEDUE)
POP_UP FIELDS(#XG_ORDHDG) DESIGN(*ACROSS) IDENTIFY(*COLHDG)
以下のようなポップアップが自動的に設計されます。
---------------------------------------------
: :
: 会社名 注文 日付 :
: 受注 顧客 注文 :
: 番号 番号 納期 :
: ________ ______ ______ :
: :
---------------------------------------------
画面設計機能を使用して、以下のような画面になるようレイアウトを変更します。
会社名 注文
受注 顧客
番号 番号
________ ______ 納期 ______
この場合、POP_UPコマンドのFIELDSパラメータは以下のように拡張されます。
POP_UP FIELDS((#ORDNUM *L2 *P3) (#CUSTNUM *L2 *P13) (#DATEDUE *L5 *P26 *LAB)) DESIGN(*ACROSS) IDENTIFY(*COLHDG)