9.254 GET_PRODUCT_ATTRIBS
このBIFはインストールされた製品の属性をリストします。この戻り値の使い方および内容を理解するには、Windowsインストーラーの知識が必要です。これはインターネットなどで調べることができます。実際に以下の説明にはCヘッダー・ファイルについての記述がありますが、これにより理解を深めることができるでしょうし、ここが更に深い知識を得るための出発点になると思います。LANSAからはこの情報は提供されません。
各製品の対応
LANSA/AD |
未対応 |
|
Visual LANSA for Windows |
使用可 |
NCHARおよびNVARCHARフィールドが必要なため、RDMLX区画のみ。 |
Visual LANSA for Linux |
未対応 |
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引数
|
戻り値
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
1 |
A |
必須 |
戻りコード: OK – アップグレード・コード有り |
2 |
2 |
|
|
2 |
リスト |
必須 |
製品属性 戻り値がOKまたはOVの場合のみ、エントリーが含まれます。 全ての属性が戻されます。現在の文脈で無効な属性が存在する場合、属性の認証にERが設定され、属性値にはAPIエラー・コードが設定されます。エラー・コードの意味については、MsiGetProductInfoEx()のエラー・コードを参照してください。 リスト構造は柔軟性があり、次のような必須条件があるのみです。 NCHAR/NVARCHARフィールドができれば*LC属性であること。 フィールド1、NCHARまたはNVARCHAR =属性Id; フィールド2、NCHARまたはNVARCHAR =属性値; フィールド3、Alpha(2)=属性認証: |
1 |
2147483647 |
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|
3 |
リスト |
任意 |
パッチ属性 パッチ・リストが提供される場合、パッチ属性がリストされます。 戻り値がOKまたはOVの場合のみ値が含まれます。 全ての属性が戻されます。現在の文脈で属性が無効な場合、属性の認証にERが設定されます。属性値にはAPIエラー・コードが設定されます。詳細はMsiGetPatchInfoEx
() エラー・コードを参照してください。 リスト構造は柔軟性があり、次のような必須条件があるのみです。 NCHAR/NVARCHARフィールドができれば*LC属性であること。 フィールド1、NCHARまたはNVARCHAR =属性Id;フィールド2、NCHARまたはNVARCHAR
=属性値;フィールド3、Alpha(2)=属性認証:OK、ER = 値が使用不可 |
1 |
2147483647 |
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|
注:
この組み込み関数はアップグレード・コードに関連付けられた全ての製品をリストします。現在のWindowsインストーラーのドキュメントによると、1つだけのはずですが、戻された製品全てがリストされます。
システム内の全ユーザーがインストールした製品がリストされます。指定のアップグレード・コードにアクセス権がない場合もあります。
リストに属性を加えることもできますが、特定の順番にリストされることを期待しないでください。また探しているものが戻ってくると思わないようにしてください。値がリストされた場合、戻り値にERが設定され、リストから省かれることはありません。
以下の参照はCヘッダー・ファイルの定義されたwinerror.hやmsi.hの属性です。
製品属性
UpgradeCode - 38バイトGUID(入力値。任意のため、実際に使用された値がリストに戻される。)
アップグレード・コードに関連付けられた各製品に関して、以下が戻されます。
ProductCode- 38バイトGUID
InstallContext – 列挙型の値MSIINSTALLCONTEXT
SID – 製品のインスタンスが存在するアカウントのセキュリティ識別子
次の値は戻された属性IDに簡単にマップできます。例えば、INSTALLPROPERTY_INSTALLEDPRODUCTNAMEは、InstalledProductNameを戻します。Cを使って値をリストすることにより、属性の意味をWebで検索できるようになります。
INSTALLPROPERTY_INSTALLEDPRODUCTNAME,
INSTALLPROPERTY_PACKAGENAME ,
INSTALLPROPERTY_TRANSFORMS ,
INSTALLPROPERTY_LANGUAGE ,
INSTALLPROPERTY_PRODUCTNAME ,
INSTALLPROPERTY_ASSIGNMENTTYPE ,
INSTALLPROPERTY_INSTANCETYPE ,
INSTALLPROPERTY_AUTHORIZED_LUA_APP ,
INSTALLPROPERTY_PACKAGECODE ,
INSTALLPROPERTY_VERSION ,
INSTALLPROPERTY_PRODUCTICON ,
// 製品情報属性: インストール情報
INSTALLPROPERTY_INSTALLEDPRODUCTNAME ,
INSTALLPROPERTY_VERSIONSTRING ,
INSTALLPROPERTY_HELPLINK ,
INSTALLPROPERTY_HELPTELEPHONE ,
INSTALLPROPERTY_INSTALLLOCATION ,
INSTALLPROPERTY_INSTALLSOURCE ,
INSTALLPROPERTY_INSTALLDATE ,
INSTALLPROPERTY_PUBLISHER ,
INSTALLPROPERTY_LOCALPACKAGE ,
INSTALLPROPERTY_URLINFOABOUT ,
INSTALLPROPERTY_URLUPDATEINFO ,
INSTALLPROPERTY_VERSIONMINOR ,
INSTALLPROPERTY_VERSIONMAJOR ,
INSTALLPROPERTY_PRODUCTID ,
INSTALLPROPERTY_REGCOMPANY ,
INSTALLPROPERTY_REGOWNER ,
INSTALLPROPERTY_INSTALLEDLANGUAGE ,
INSTALLPROPERTY_PRODUCTSTATE ,
INSTALLPROPERTY_LASTUSEDSOURCE ,
INSTALLPROPERTY_LASTUSEDTYPE ,
INSTALLPROPERTY_MEDIAPACKAGEPATH ,
INSTALLPROPERTY_DISKPROMPT,
例えば、以下にサンプル製品に戻された属性のリストがあります。属性値のフィールド長は30だけですので、多くの属性(例えばUpgradeCode,)のステータスがOVとなります。LANSAでは、標準でこの値を切り捨てるようになっています。
パッチ属性
各属性のリストはパッチ・コードから始まります。パッチ・コードのエントリーが繰り返されると、そこが別のパッチの開始となります。製品によってはパッチが多く(例えばMicrosoft Windows製品など)、動的リストの使用が推奨されています。
パッチ・コード -
38バイトGUID
INSTALLPROPERTY_LOCALPACKAGE,
INSTALLPROPERTY_PATCHTYPE,
INSTALLPROPERTY_TRANSFORMS,
INSTALLPROPERTY_INSTALLDATE,
INSTALLPROPERTY_UNINSTALLABLE,
INSTALLPROPERTY_PATCHSTATE,
INSTALLPROPERTY_LUAENABLED,
INSTALLPROPERTY_DISPLAYNAME,
INSTALLPROPERTY_MOREINFOURL