16.3 バッチ・ジョブ
Visual LANSAはマルチタスクをサポートしますが、Visual LANSA内のバッチ・ジョブは、IBM i 上のバッチ・ジョブと同じではありません。
Visual LANSAのバッチ・ジョブが実行されると、独立したセッションが開始されます。これは、ユーザーのアプリケーション内では子ウィンドウとして表示されます。ウィンドウは、バッチ・ジョブの状態を表示します。バッチ・ジョブが発行するメッセージは、ウィンドウに表示されます。ジョブが完了すると、ウィンドウにメッセージが表示されます。
ジョブが正常に完了すると、ウィンドウは自動的に閉じられます。バッチ・ジョブが失敗すると、メッセージが表示され、ウィンドウは消えません。ウィンドウを閉じるには、OKをクリックする必要があります。
シングル・スレッド・ジョブ待ち行列が必要な実行中のバッチ・ジョブ、つまり連続して実行する必要があるバッチ・ジョブ、をテストする場合は注意してください。連続してバッチ・ジョブを実行する方法の詳細については、 「IBM i ジョブ待ち行列エミュレーション」 を参照してください。
Linux上でのバッチ・ジョブ
LANSAはLinuxをサーバーとしてしか使用しないため、Linuxのために提供される対話型ユーザー・インターフェイスはありません。Linuxプラットフォーム上で実行すると、すべてのバッチ・メッセージが標準エラー・ファイル (stderr) およびシステム・ログに送られます。
ユーザーは、ファイル名のバス名 2> pathname をX_RUNコマンドに追加することにより、ファイルにstderrをリダイレクトできます。
LANSA syslogイベントをキャプチャする方法の詳細については、Linuxシステム上の「 syslog man page 」 を参照してください。
IBM i ジョブ待ち行列は、 「IBM i ジョブ待ち行列」に記述の通りにLinux上でエミュレートできます。