4.3.4 ビジュアル・スタイル
Visual LANSAコンポーネントの外観は、ビジュアル・スタイル・コンポーネントに制御されます。ビジュアル・スタイル・コンポーネントは、フォント、カラー、および3D効果などのアプリケーションの外観を制御します。
1つのビジュアル・スタイルを設定し、アプリケーション全体を制御できます。これにより、絶対的に統一でき、1つの設定の変更で全体的な変更が可能になります。ビジュアル・スタイルは、複数言語対応なので、1つのスタイルで異なる言語の異なる設定を定義できます。
テキスト・ラベルなどの項目の表示方法を定義するために、LANSAでは、ビジュアル・スタイル・プロパティと呼ばれるコンポーネントのプロパティをサポートします。このプロパティは、LANSAリポジトリで定義されるビジュアル・スタイルに割り当てることができます。
例えば、LANSAに用意されたVS_Normビジュアル・スタイルは、ラベル用に以下のプロパティを定義します。
BorderStyle |
3DLeft (3D効果、左側の影) |
NormBackColor |
ButtonFace (WindowsのBUTTONFACEシステム値でボタンに指定された色、通常グレー) |
TextColor |
WindowText (WINDOWTEXTシステム値でウィンドウのテキストに指定された色、通常黒) |
Face Name |
MS Sans Serif |
FontSize |
8ポイント |
VS_Normビジュアル・スタイルは、以下のように表示されます。
LANSAには、定義済みのビジュアル・スタイルが付属しています。これらのビジュアル・スタイルを使用または変更でき、独自のビジュアル・スタイルを作成することもできます。ビジュアル・スタイルから十分なメリットを引き出すためには、これらを集中管理する必要があります。
参照