16 6 RDMLウィンドウのサイズ調整

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16.6 RDMLウィンドウのサイズ調整

フォントは、ユーザーのPC画面に表示される文字、数字および記号の特性を決定します。フォントには異なるサイズ (幅、高さなど)、属性 (太字、下線など)およびスタイル (Courie, System VIO, Helvetica, Swissなど)があります。

プロポーショナル・フォントと言われるフォントもあれば、固定またはノンプロポーショナル・フォントと言われるフォントもあります。プロポーショナル・フォントは、異なる文字の表示に異なる間隔を使用します。固定フォントは、各文字の表示に同じスペースを使用します。

例えば、プロポーショナル・フォントが使用されると、EEEという文字は、iiiより多くのスペースを必要とします。固定フォントが使用されると、EEEとiiiには同じスペースが使用されます。

固定フォントを使用する利点は、表示される入力フィールドのサイズが、入力できる正確な文字数を示すことです。固定フォントが使用されると、EEEとiiiは同じスペースを使用することを覚えており、3つの文字入力フィールドが表示され、正確に3文字を表示するスペースが表示されます。

プロポーショナル・フォントを選択すると、入力フィールドに使用されるスペースは、入力されるテキストに依存します。EEEと入力してもEEしか見えないかもしれません。この切り捨ては、アプリケーションではなく、選択されたフォントによって発生します。プロポーショナル・フォントを選択する時は注意してください。

カーソル位置を取り出す時 (表示、要求またはポップアップのための CURSOR_LOCパラメータ) は、固定 (つまりノンプロポーショナル) フォントを使用してください。

X_UIM (ユーザー・インターフェイス・マネージャー) を使って、情報提供に使用されているフォントを変更することができます。実際のフォント選択機能は、Windowsの実行環境の一部として提供されます。

すべてのフォントを選択することができますが、選択は、使用されているモニターの解像度に依存します。以下のフォントを、最も一般的なVGAモニターの解像度に最適なフォントとして推奨します。

MS Sans Serif

サイズ 8

MS Serif

サイズ 8

Arial

サイズ 8

Verdana

サイズ 8

System

サイズ 10

フォントの変更は、一般的な操作ではありません。あるフォントが選択されると、通常は、その時点から変更されずに使用されます。フォントを変更すると、次のことが起こる可能性があります。

  • 現在の画面の情報の位置がずれて表示されます。これは、フォント変更がサイズ変更を起動せず、現在の画面を更新しないために起こります。アプリケーションを終了し、新しいフォントで再起動してください。
  • フォントを変更して、アプリケーションを終了し再起動しないと、選択された次の画面で、ウィンドウ全体が消えてから新しいサイズ/フォントで再び現れることがあります。これは、UIMが、使用しているプレゼンテーション・ウィンドウ全体のサイズ変更が必要であると判断するために起こります。この問題を避けるには、アプリケーションを終了し、フォントが変更されてから再起動してください。

最後に、ユーザーが選択するフォントの詳細は格納され、セッションが変わっても記憶されていることを覚えておいてください。

フォントは、ユーザーが使用しているユーザー・プロファイルではなくワークステーションに格納され、関連付けられます。

使用されるフォントをワークステーション上で変更すると、そのワークステーションのすべてのユーザーのフォントを変更することになります。他のワークステーションに移動すると、ユーザーが選択したフォントは、ユーザーとともに新しいワークステーションに移動することはありません。