9.66 DOM_SEARCH_DOCUMENTS
ドキュメント/データ・ノート用のデータベースを選択条件によるマッチングまたはすでに作成されているビューを使用して検索します。選択条件もビューも指定されていない場合は、データベース内のドキュメント/データ・ノートがすべてマッチします。
この組み込み関数の結果はノートIDテーブルです。このノートIDテーブルとDOM_GET_NXT_DOCUMENT組み込み関数を使ってドキュメントを順次読むことができます。選択条件が指定された場合、選択式がコンパイルされ、選択条件にマッチするすべてのドキュメントのノートIDテーブルが生成されます。ビューが指定された場合は、ビューのコレクションが生成され、そのコレクションのノートIDがすべてノートIDテーブルに追加されます。
選択条件を指定する場合、Notesの@ファンクション、フィールド名、論理演算子を使用したビューの選択式と同じ構文にする必要があるので注意してください。選択条件は正しく引用する必要があります。選択条件の構文は検証されません。
すべてのドキュメントに対する処理を完了する時は、DOM_END_SEARCH_DOCS組み込み関数を使用します。
ビューと選択条件の使用を比較した一般的なガイドラインを以下に示します。
· 選択条件を使用してデータベースからドキュメントを選択するのは、実行時まで選択条件がわからない場合やプログラムのパフォーマンスが重要ではない場合、またプログラムを時々しか実行しない場合などです。
· ビューを使用してデータベースからドキュメントを選択するのは、ある決まった順序でドキュメントを処理する場合や、プログラムのパフォーマンスが重要な場合などです。通常、同じものを選択する場合、選択条件よりもビューを使用したほうがより速くドキュメントを選択できます。
各製品の対応
LANSA/AD |
使用可 |
Visual LANSA for Windows |
使用可 |
Visual LANSA for Linux |
未対応 |
引数
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
データベース・ハンドル |
4 |
4 |
||
2 |
A |
必須 |
検索タイプ V = ビュー C = 選択条件 N = なし。例:全ドキュメントが選択される |
1 |
1 |
||
3 |
A |
任意 |
ビュー名。検索タイプがVの場合必須です。 |
1 |
128 |
||
4 |
A |
任意 |
選択条件 検索タイプがCの場合必須です。 |
1 |
255 |
戻り値
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
戻りコード OK = 検索が正常に完了した ER = 検索が正常に完了しなかった |
2 |
2 |
||
2 |
A |
必須 |
ノートIDテーブル・ハンドル |
4 |
4 |
||
3 |
N |
任意 |
番号。ノートIDテーブルのノートID。例:選択するドキュメントの番号 |
1 |
15 |
0 |
0 |
例
次のDomino組み込み関数の例を参照してください。
技術ノート
この組み込み関数は、Lotus Notesの標準APIであるAPIs IDCreateTable、NSFFormulaCompile、NSFSearch、IDEntries、IDInsert、NIFFindView、NIFOpenCollection、IDCreateTable、NIFReadEntries、NIFCloseCollectionを使用します。この組み込み関数の使用に関するセキュリティと整合性の問題は、すべてLotus Notes APIを現在のプラットフォームで通常に使用したときに発生する問題によるものです。