7.37.2 ENDPRINTの使用例
例1:受注番号を入力するようユーザーに要求してから明細行の詳細を印刷する以下の2つのRDMLプログラムについて考えます。
GROUP_BY NAME(#ORDERDET) FIELDS(#ORDNUM #CUSTNUM #DATEDUE #ORDLIN #PRODUCT #QUANTITY #PRICE)
REQUEST FIELDS(#ORDNUM)
L1: FETCH FIELDS(#ORDERDET) FROM_FILE(ORDHDR) WITH_KEY(#ORDNUM) NOT_FOUND(L1) ISSUE_MSG(*YES)
SELECT FIELDS(#ORDERDET) FROM_FILE(ORDLIN) WITH_KEY(#ORDNUM)
UPRINT FIELDS(#ORDERDET)
ENDSELECT
GOTO L1
もう1つのRDMLプログラムは以下のとおりです。
GROUP_BY NAME(#ORDERDET) FIELDS(#ORDNUM #CUSTNUM #DATEDUE #ORDLIN #PRODUCT #QUANTITY #PRICE)
REQUEST FIELDS(#ORDNUM)
L1: FETCH FIELDS(#ORDERDET) FROM_FILE(ORDHDR) WITH_KEY(#ORDNUM) NOT_FOUND(L1) ISSUE_MSG(*YES)
SELECT FIELDS(#ORDERDET) FROM_FILE(ORDLIN) WITH_KEY(#ORDNUM)
UPRINT FIELDS(#ORDERDET)
ENDSELECT
ENDPRINT
GOTO L1
両方のプログラムがほぼ同じであることに注意してください。どちらも受注番号の入力を要求し、注文頭書きの詳細を取得し、関連付けられた明細行の詳細をすべて印刷します。
違いはENDPRINTコマンドにあります。
最初のプログラムは、REQUESTコマンドで、ユーザーが[終了]または[メニュー]ファンクション・キーを使用するまで待機してから、ファンクションの終了時にENDPRINTコマンドを自動的に実行します。すなわち、要求されたすべての注文が1つの印刷/スプール・ファイルに出力されます。
2番目のプログラムでは、各注文が印刷されるごとにENDPRINTが実行されるため、印刷/スプール・ファイルが閉じます。その後、次のUPRINTコマンドが実行されると、新しい印刷/スプール・ファイルが自動的に開きます。すなわち、各注文は、別々の印刷/スプール・ファイルに保管されます。