9.60 DOM_GET_FIELD
フィールド名を使用して、オープン・データ・ノートからフィールドを取得します。フィールドには、フィールド・タイプに従って英数字または数値のいずれかのフィールド値が戻されます。
サポートされるフィールド・タイプは単純なデータ・タイプのTYPE_TEXT、TYPE_NUMBER、TYPE_TIME、TYPE_TEXT_LISTであり、これらはLANSAの標準データ・タイプであるA(英数字)、P(パック数字)、S(ゾーン数字)に最も近いタイプです。データは必要なフィールド・タイプから変換され、TYPE_TEXT、TYPE_TIME、TYPE_TEXT_LISTフィールドはLMBCSからEBCDICに変換されます。
TYPE_TEXT_LISTフィールドの場合、テスト・リスト・フィールドの1番目のエントリーはエントリー・ポジションを0で指定する必要があります。要求したエントリー・ポジションがテキスト・リスト・フィールドのエントリー数を超える場合、戻りコードは"NF"に設定されます。
ドキュメント上では実際のフィールド・タイプはTYPE_TEXT_LISTであるのに、引数としてTYPE_TEXTのフィールド・タイプが指定された場合、デフォルトではそのテキスト・リスト・フィールドの1番目のエントリーが返されます。この時エラーにはなりません。
各製品の対応
LANSA/AD |
使用可 |
Visual LANSA for Windows |
使用可 |
Visual LANSA for Linux |
未対応 |
引数
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
ドキュメント/データ・ノート・ハンドル |
4 |
4 |
||
2 |
A |
必須 |
値が戻されるドキュメント内のフィールドの名前 |
1 |
65 |
||
3 |
N |
必須 |
ノートのフィールド・タイプ 1 = TYPE_NUMBER 2 = TYPE_TEXT 3 = TYPE_TIME 4 = TYPE_TEXT_LIST |
1 |
7 |
0 |
0 |
4 |
N |
任意 |
TYPE_TEXT_LISTフィールド用のエントリー・ポジション |
1 |
15 |
0 |
0 |
戻り値
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
戻りコード OK = フィールド値が正常に取り込まれた ER = フィールドが取り込まれなかった NF = フィールド値が見つからない |
2 |
2 |
||
2 |
A |
任意 |
TYPE_TEXT、TYPE_TIME、TYPE_TEXT_LISTフィールド・タイプ用の英数字フィールド |
1 |
256 |
||
3 |
N |
任意 |
TYPE_NUMBERフィールド・タイプ用の数値フィールド |
1 |
15 |
0 |
9 |
例
次のDomino組み込み関数の例を参照してください。
技術ノート
この組み込み関数は、Lotus Notesの標準APIであるNSFFieldIsPresent、NSFFieldInfo、NSFFieldGetNumber、NSFFieldGetText、ConvertTIMEDATEToText、NSFFieldGetTime、NSFFieldGetTextListEntries、NSFFieldGetTextListEntryを使用します。この組み込み関数の使用に関するセキュリティと整合性の問題は、すべてLotus Notes APIを現在のプラットフォームで通常に使用したときに発生する問題によるものです。