9.20 CONCAT

LANSA

9.20 CONCAT


Þ 注:組 み込み関数の規則

最大5つまでの英数字文字列を連結して、戻り値として1つの文字列を作成します。このファンクションでは、後続ブランクの切り捨ては行われません。

各製品の対応

LANSA/AD

使 用可

Visual LANSA for Windows

使 用可

Visual LANSA for Linux

使 用可

 

引数

番号

タイプ

必須/任意

記述

最小長

最大長

最小小数桁数

最大小数桁数

1

U

必 須

連 結する1番目の文字列

1

無 制限

 

 

2

U

必 須

連 結する2番目の文字列

1

無 制限

 

 

3

U

任 意

連 結する3番目の文字列

1

無 制限

 

 

4

U

任 意

連 結する4番目の文字列

1

無 制限

 

 

5

U

任 意

連 結する5番目の文字列

1

無 制限

 

 

 

戻り値

番号

タイプ

必須/任意

記述

最小長

最大長

最小小数桁数

最大小数桁数

1

U

必 須

連 結結果の文字列

1

無 制限

 

 

2

N

任 意

戻 される文字列の長さ

1

15

0

0

 

技術上の注記

この組み込み関数には、次のように2つの連続した操作があります。

1.   入力文字列を連結します。

    結果の文字列の長さが2番目の戻りフィールド(提供される場合)に追 加されます。結果の文字列の長さが、最初に結果を戻したフィールド・タイプで可能な最大長を超えない限り、すべての入力文字列の連結が継続されます。最大 長を超えると連結は停止し、最初に戻されたフィールド・タイプで可能な最大長の値が2番目の戻りフィールドに入ります。

2.   結果の文字列を最初の戻りフィールドに適用します。

    戻りフィールドの長さが結果の文字列の長さより短い場合は、超過した 最後の部分が切り捨てられます。

このため、2番目の戻りフィールドの値は、最初の戻りフィールドの文字列の長さにはなりません。

フィールド・タイプで可能な最大長の詳細については、「フィー ルド・タイプ の考慮事項」を参照してください。

使用例

USE BUILTIN(CONCAT) WITH_ARGS(#VAL1 #VAL2 #VAL3 #VAL4 #VAL5) TO_GET(#VAL6 #SIGN150)
 

例の番号

#VAL1の長さ

#VAL2の長さ

#VAL3の長さ

#VAL4の長さ

#VAL5の長さ

#VAL6の最大長

#VAL6のタイプ

#SIGN150の戻り値

例 1

2

2

2

2

2

7

Alpha

10

例 2

256

2

2

2

2

7

Alpha

256

 

例1では、5つの入力フィールドすべてに2文字の文字列が含まれています。#VAL6に含めることができる最大バイト数が7バイトしかなくても、 #SIGN150では、2 +2 +2 +2 +2の結果である10が戻されます。

例2では、連結は#VAL2で停止します。これは、結果の文字列の長さが256より大きくなるからです。256は英数字フィールド(タイプ#VAL6)に 含めることができる最大長です。#SIGN150の値は256です。

いずれの例でも、#VAL6で返される文字数は7のみです。