9.151 MAIL_SET_OPTION
この関数を使用して、メール・システムに必要なさまざまなオプションを設定します。
この組み込み関数を使用する前に「電子メール組み込み関数に関する注意」を参照してください。
各製品の対応
LANSA/AD |
使用可 |
Visual LANSA for Windows |
使用可 |
Visual LANSA for Linux |
未対応 |
LANSA/AD固有のオプション
オプション名 |
オプション値 |
オプションの省略値 |
---|---|---|
PRIORITY |
'NORMAL' |
'NORMAL' |
SENSITIVITY |
'NONE' |
'NONE' |
IMPORTANCE |
'NORMAL' |
'NORMAL' |
MESSAGE_CCSID |
String |
'65535' |
CONTENT_TYPE |
String |
'text/plain' |
Visual LANSA固有のオプション
オプション名 |
オプション値 |
オプションのデフォルト |
---|---|---|
PROFILENAME |
String |
Windowsメッセージング設定 |
PASSWORD |
String |
None - 空の文字列 |
MAPI_NEW_SESSION |
Y/N |
N |
MAPI_LOGON_UI |
Y/N |
N |
MAPI_PASSWORD_UI |
Y/N |
N |
すべてのプラットフォームで適用できるオプション
以下のオプションはあらゆるプラットフォームで使用できます。
オプション名: |
オプション値 |
オプションのデフォルト |
---|---|---|
RECEIPT_REQUESTED |
Y/N |
N |
引数
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
オプション名(上記参照) |
1 |
20 |
||
2 |
A |
必須 |
オプション値(上記参照) |
1 |
255 |
戻り値
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
任意 |
戻りコード OK:アクションが完了した ER:エラーが発生した |
2 |
2 |
技術ノート
· WindowsプラットフォームではMAPIインターフェースが使用されます。MAPIメール・プロバイダにログオンしてメッセージング・システムとのセッションを開始するために、MAIL_SET_OPTIONを呼び出さなければならない場合があります。指定された証明情報(パスワード)でセッションの妥当性検査が失敗した場合に、ログオン・ダイアログ・ボックスを表示させるには、MAPI_LOGON_UIオプションまたはMAPI_PASSWORD_UIオプションを設定します。ダイアログ・ボックスの表示を許可しない場合、すべてのログオン情報(デフォルトまたは指定された情報)は、有効でなければなりません。有効でない場合、MAPIログオン・フェーズでMAIL_SENDが失敗します。このとき失敗の原因に関する情報はほとんど利用できません。ここで設定された情報は、MAIL_SEND呼び出しが送信されて、ログオンの妥当性検査が実行されるまで使用されません。
· MAIL_SEND組み込み関数を使用してメッセージを送信しない限り、電子メール定義の詳細は消えてしまいます。
· エラーが発生した場合、電子メール定義の詳細はすべて消えてしまいます。処理を再開するには、MAIL_STARTを新たに呼び出す必要があります。
· 通常、PCメール・クライアントは、PRIORITY、SENSITIVITY、およびIMPORTANC電子メール・オプションを無視します。これらがユーザーの環境で適切に動作するかどうかの検証は、各ユーザーの責任で行う必要があります。
· RECEIPT_REQUESTED:メール・オプションのYは、スパム防止のため、PCメール・クライアントにより無視または無効にされるか、受信者のメール・サーバーで無効にされる場合があります。これがユーザーの環境で適切に動作するかどうかの検証は、各ユーザーの責任で行う必要があります。
例
以下の例では、この関数だけが掲載されています。MAIL_STARTの例を参照してください。その例では、各種組み込み関数を使用して電子メール・メッセージの詳細をすべて定義した後に電子メール・メッセージを送信しています。
********** COMMENT(Set receipt acknowledgement is required)
USE BUILTIN(MAIL_SET_OPTION) WITH_ARGS(RECEIPT_REQUESTED Y) TO_GET(#LEM_RETC)