9.7 ALLOW_EXTRA_USER_KEY
DISPLAY、 REQUEST、またはPOP_UPコマンドのパラメータによって使用可能になる通常のユーザー定義のファンクション・キーに加えて、「拡張」ユーザー定義のファンクション・キーを使用可能にします。
各製品の対応
LANSA/AD |
使用可 |
Visual LANSA for Windows |
使用可 |
Visual LANSA for Linux |
使用可 |
引数
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
N |
必須 |
使用可能にする拡張ファンクション・キーの番号を指定するか、これを含むリテラルまたは変数。指定される値は、1から24の範囲にある必要があります。それ以外の場合は無視されます。 |
1 |
2 |
0 |
0 |
2 |
A |
任意 |
画面パネルのファンクション・キー領域に表示される際に、ファンクション・キーに関連付ける記述を指定するかこれを含むリテラルまたは変数 |
1 |
10 |
|
|
戻り値
戻り値はありません。
技術上の注記
· ALLOW_EXTRA_USER_KEYによって拡張ファンクション・キーが使用可能になると、現在のファンクション内で後続するDISPLAY、REQUESTまたはPOP_UPの各コマンドの処理が影響を受けます。
· ALLOW_EXTRA_USER_KEYが実行されるたびに、以降のすべてのDISPLAY、REQUEST、またはPOP_UPコマンドによって使用可能になる拡張キーの「スタック」に別の(または同じ)ファンクション・キーが追加されます。この使用可能になった拡張ファンクション・キーの「スタック」は、最大24個の項目を含むことができます。24個を超える拡張ファンクション・キーを使用可能にしようとすると(同じファンクション・キーを繰り返し使用可能にする場合を含む)、実行時アプリケーション・エラーを引き起こします。
· 組み込み関数DROP_EXTRA_USER_KEYSを使用すると、拡張ファンクション・キーの「スタック」にあるすべての項目は削除されます。
· この方法で使用可能にする拡張ファンクション・キーが、DISPLAY、REQUEST、またはPOP_UPコマンドによって自動的に使用可能になるファンクション・キーと競合しないように十分注意してください。このような競合があると、予測不可能または予期しない結果が発生する場合があります。
· この組み込み関数は、ファンクション・キーをダイナミックに使用可能または使用不能にし、関連する記述をダイナミックに変更することができるので、全構文検査および画面設計機能によって使用される画面パネル・イメージでは、イメージのファンクション・キー領域にそれらのファンクション・キーが表示されません。このようなファンクション・キーは、アプリケーションの実行時にのみファンクション・キー領域に表示されます。
使用例
ファンクション内のすべてのパネルおよびポップアップ上で、ファンクション・キー5を使用可能にします。
FUNCTION OPTIONS( ........)
USE BUILTIN(ALLOW_EXTRA_USER_KEY) WITH_ARGS(5 'Refresh')
特定のパネル上で、ファンクション・キー18および19を使用可能にし、その他の余分なキーが偶発的に使用可能になることがないようにします。
USE BUILTIN(DROP_EXTRA_USER_KEYS)
USE BUILTIN(ALLOW_EXTRA_USER_KEY) WITH_ARGS(18 '''Hold''')
USE BUILTIN(ALLOW_EXTRA_USER_KEY) WITH_ARGS(19 '''Save''')
DISPLAY FIELDS(........)
CASE OF_FIELD(#IO$KEY)
WHEN VALUE_IS('= ''18''')
<< hold processing >>
WHEN VALUE_IS('= ''19''')
<< save processing >>
ENDCASE
ファンクション・キー14から21を使用可能にします。
DEFINE FIELD(#I) TYPE(*DEC) LENGTH(2) DECIMALS(0)
USE BUILTIN(DROP_EXTRA_USER_KEYS)
BEGIN_LOOP FROM(14) TO(21) USING(#I)
USE BUILTIN(ALLOW_EXTRA_USER_KEY) WITH_ARGS(#I)
END_LOOP