7.11.1 CLOSEのパラメータ
閉じるファイルを指定します。個々のファイルを選択することも、デフォルト値*ALLを指定することもできます。詳細については、「I/Oコマンドでのファイル名の指定」を参照してください。
I/O操作の結果の「戻りコード」を受け取るフィールドの名前を指定します。
デフォルト値*STATUSを指定すると、戻りコードは、#IO$STSという特別なフィールドに保管されます。このフィールドは、他のフィールドと同様にRDMLプログラムで参照できます。
戻りコードを受け取るフィールドとしてユーザー・フィールドを指定する場合、このフィールドは、長さ2文字の英数字フィールドである必要があります。ユーザー・フィールドを指定した場合も、特別なフィールド#IO$STSは更新されます。
値については、「RDML I/O戻りコード」を参照してください。
このコマンドの実行時にI/Oエラーが発生した場合に実行するアクションを指定します。
I/Oエラーは、「致命的」エラーと見なされ、ファイルが見つからなかった、ファイルが壊れている、ファイルを割り当てることができない、などがこれに該当します。これらのタイプのエラーが発生すると、ファンクションにおいて、そのファイルが関与しているすべての処理が停止します。
デフォルト値*ABORTを指定すると、ファンクションが打ち切られ、I/Oエラーの性質を示すエラー・メッセージが発行されます。
*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。*NEXTは、デフォルトのABORTを使用するのではなく、エラー・メッセージをRDMLで処理し、次にABORTで処理できるようにすることを目的としています(LANSA/ADおよびVisual LANSの処理を続行することもできますが、この方法でLANSAを使用することはお勧めしません)。
データベース操作から返されるERは致命的エラーです。この場合、LANSAは、処理が続行されないものと想定します。IOモジュールがリセットされ、以降のIOは、そのファイルでこれまでにIOが行われなかったかのように実行されます。そのため、ファイルの状態について推定を行わないでください。例えば、最後に読み取られたレコードは設定されません。IO_ERRORの特別なケースとして、TRIG_RETCでERを返すようトリガー・ファンクションがコード化されている場合があります。上記の説明は、このケースにも当てはまります。
したがって、LANSAでは、さらにIOを実行する前にABORTまたはEXIT以外の何らかの処理を実行する目的で、トリガー・ファンクションから返された戻りコードERを使用しないことをお勧めします。
*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。