9.147 MAIL_ADD_ORIGINATOR
この電子メール処理組み込み関数を使用して、現在の電子メールの送信元の名前を追加します。
この関数を呼び出せば、メッセージの送信元を指定することができます。
各製品の対応
LANSA/AD |
使用可 |
|
Visual LANSA for Windows |
使用可 |
この組み込み関数を使用する前に「電子メール組み込み関数に関する注意」を参照してください。 |
Visual LANSA for Linux |
未対応 |
引数
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
メッセージ送信者の表示名 |
1 |
255 |
||
2 |
A |
任意 |
送信者のアドレス。このアドレスはプロバイダ特定のメッセージ配布データです。送信メッセージの場合、ユーザーは、この引数にアドレス帳に含まれていない送信者のアドレス(つまりカスタム送信者)を入力することができます。デフォルトの動作はメール・システムに特定されます。 |
1 |
255 |
戻り値
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
任意 |
戻りコード OK:アクションが完了した ER:エラーが発生した |
2 |
2 |
技術ノート
· 通常、Windowsシステムのメール・システムでは、送信元として現在のメール・ユーザーが使用されるため、この設定は無視されます。ただしエラーは発生しません。
· I5/OSでは、メール・メッセージに最低でも1人の送信者が必要です(通常は送信者を1人だけ指定します)。送信者名の指定がない場合、現在のユーザーの電子メールアドレスが使用されます。現在のユーザーは、SNADSディレクトリに登録され、さらにSMTPの別名を持っている必要があります。
· I5/OSでは、表示名を指定した場合、表示名引数または送信者アドレス引数に、フル電子メール・アドレスを入力します(アドレス・タイプ接頭辞のSMTP:は任意です)。
· MAIL_SEND組み込み関数を使用してメッセージを送信しない限り、電子メール定義の詳細は消えてしまいます。
· エラーが発生した場合、電子メール定義の詳細はすべて消えてしまいます。処理を再開するには、MAIL_STARTを新たに呼び出す必要があります。
例
以下の例では、この関数だけが掲載されています。MAIL_STARTの例を参照してください。その例では、各種組み込み関数を使用して電子メール・メッセージの詳細をすべて定義した後に電子メール・メッセージを送信しています。
注:テストでこの例を使用する場合、必要な引数に有効な受信者アドレスを挿入する必要があります。
********** COMMENT(Define Message Originator if iSeries)
********** COMMENT(MAPI on non-iSeries usually defaults)
IF COND(*HOST)
USE BUILTIN(MAIL_ADD_ORIGINATOR) WITH_ARGS('SMTP:<-- recipient@address -->') TO_GET(#LEM_RETC)
ENDIF