7.24.1 DEF_REPORTのパラメータ
このコマンドで定義するレポートを指定します。1つのファンクションで一度に生成できるレポートは最大8個です。各レポートは1〜8の番号で識別されます。このレポートのデフォルト値はレポート番号1です。
IBM iでのみ使用
このレポートを生成するために使用するIBM iプリンター・ファイルの名前と、そのファイルが存在するライブラリを指定します。
デフォルト値QSYSPRT.*LIBLを指定した場合、このレポートを作成する際に、IBM提供のデフォルト・プリンター・ファイルQSYSPRT (ジョブのライブラリ・リストを使用することにより検索される)が使用されます。
IBM iのプリンター・ファイル名と、ファイルが存在するライブラリまたは*LIBLを指定することもできます。プリンター・ファイルは、CRTPRTFコマンドで作成する必要があり、このファイルによってプリンター・ファイルのさまざまな属性を記述します。CRTPRTFコマンドの詳細については、該当するIBMマニュアルを参照してください。
通常、QSYSPRT以外のプリンター・ファイルは、レポートに「特別な」プリンター・ファイル属性が必要な場合のみ使用します。例えば、インチあたりの行数、インチあたりの文字数、またはプリンター品質の属性がIBM提供のデフォルト・プリンター・ファイルQSYSPRTと異なっている場合がこれに該当します。
プリンター・ファイルを指定する場合、スプール・ファイルのユーザー・データがそのプリンター・ファイルで指定されているか、またはRDMLXの場合はOTHER_OVRパラメータで指定されていなければなりません。
レポートを生成するフォームの長さと幅を指定します。
RDMLXではサポートされません。
デフォルト値*DEFAULT/*DEFAULTを指定した場合、フォーム・サイズのパラメータは、LANSAのシステム定義ブロックから抽出されます。システム定義ブロックおよびその変更方法の詳細については、『LANSA/AD ユーザーガイド』の「システム定義データ域の概要」を参照してください。出荷時点のLANSAシステム定義ブロックでは、フォーム長が66、フォーム幅が132に設定されています。
*FILE/*FILEを指定した場合、フォーム・サイズのパラメータは、プリンター・ファイルに指定された値から抽出されます。これらの値は実行時にのみ使用されます。
上記の値を指定しない場合は、レポートを生成するフォームの長さと幅を指定してください。
レポートの明細行(DEF_LINE行およびDEF_BREAK行)を印刷可能な最終行を指定します。
RDMLXではサポートされません。
デフォルト値*DEFAULTを指定した場合、システム定義ブロックに指定されたオーバーフロー行より3行少ない値が使用されます。出荷時点のLANSAでは、オーバーフロー行番号が60に設定されているため、デフォルトの最終印刷行番号は57になります。
*FILEを指定した場合、プリンター・ファイルに指定されたオーバーフロー行より3行少ない値が使用されます。
上記の値を使用しない場合は、必要な最終印刷行番号を指定してください。
レポートに使用するオーバーフロー行番号を指定します。レポートには、オーバーフロー行より下に印刷行(そのタイプに関わらず)を印刷することはできません。
RDMLXではサポートされません。
デフォルト値*DEFAULTを指定した場合、オーバーフロー・パラメータは、LANSAシステム定義ブロックから抽出されます。変更方法については、『LANSA/AD ユーザーガイド』の「システム定義データ域の概要」を参照してください。出荷時点のLANSAシステム定義ブロックでは、オーバーフロー行番号は60に設定されています。
*FILEを指定した場合、オーバーフロー・パラメータは、プリンター・ファイルから抽出されます。
上記の値を指定しない場合は、必要なオーバーフロー行番号を指定してください。
注:レポートのフッター行を定義できるのは、最終印刷行より下の、オーバーフロー行(この行を含む)までの間のみです。そのため、出荷時点のLANSAの値を使用した場合、レポートのフッター行は、58〜60行目にのみ定義できます。
スプールされる出力ファイルの出力待ち行列名を指定します。OUTQパラメータには、ライブラリ名を指定できないことに注意してください。
*FILEを指定した場合、出力待ち行列名として、プリンター・ファイルのデフォルト出力待ち行列名が使用されます。
レポートのコピー部数を指定します。1〜255の値を指定できます。
*FILEを指定した場合、コピー部数として、プリンター・ファイルのデフォルト値が使用されます。
レポートのプリンターで使用するフォーム・タイプを指定します。デフォルト以外のフォーム・タイプを使用すると、(出力の生成時に)フォーム・タイプを示すメッセージがシステムからシステム・オペレータに送信され、指定のフォーム・タイプをプリンターにセットするよう要求されます。
*FILEを指定した場合、フォーム・タイプとして、プリンター・ファイルのデフォルト値が使用されます。
このパラメータでは、例えばHOLD(*YES)のように、追加のi5/OSプリンター・ファイル・オーバーライド・オプションを指定できます。追加のオーバーライドについては、IBMの『Control Language Reference Manual』を参照してください。以下のオーバーライドは、EF_REPORTコマンド内で処理済みのため、このパラメータで指定することはできません。
FILE |
LVLCHK - (*NOに指定) |
TOFILE |
SECURE - (*NOに指定) |
OVRFLOW |
SHARE - (*NOに指定) |
OUTQ |
PAGESIZE - (IBM i) |
FORMTYPE |
COPIES |
*NONEは、追加のオーバーライドがないことを示します。
注:このパラメータでは、IBM iの機能に大きく依存する追加のプリンター・ファイル・オーバーライドを入力できます。将来的に他のプラットフォームで使用する可能性がある場合は、このことを考慮してください。
フォーム長を、このパラメータで指定するフィールドに返すかどうかを指定します。指定するフィールドは、数値フィールドとして定義されていなければなりません。
*NONEを指定した場合、フォーム長は返されません。
フォーム幅を、このパラメータで指定するフィールドに返すかどうかを指定します。指定するフィールドは、数値フィールドとして定義されていなければなりません。
*NONEを指定した場合、フォーム幅は返されません。
プリンター・ファイルのオーバーフロー値を、このパラメータで指定するフィールドに返すかどうかを指定します。指定するフィールドは、数値フィールドとして定義されていなければなりません。
*NONEを指定した場合、オーバーフロー値は返されません。
プリンター・ファイルの現在の行番号を、このパラメータで指定するフィールドに返すかどうかを指定します。指定するフィールドは、数値フィールドとして定義されていなければなりません。
*NONEを指定した場合、現在の行番号は返されません。
現在のページ番号を、このパラメータで指定するフィールドに返すかどうかを指定します。指定するフィールドは、数値フィールドとして定義されていなければなりません。
ページ番号は、常にページの先頭行の印刷後に返されます。すなわち、RET_PAGEのページ番号は、印刷が完了したページより1ページ大きい値になります。
*NONEを指定した場合、現在のページ番号は返されません。