9.68 DOM_UPDATE_FIELD
フィールド名を使用して、オープン・データ・ノートで既存のフィールドを更新します。フィールド・タイプも指定する必要があります。フィールドが存在しない場合、ドキュメントに追加されます。
サポートされるフィールド・タイプは単純なデータ・タイプのTYPE_TEXT、TYPE_NUMBER、TYPE_TIME、TYPE_TEXT_LISTであり、これらはLANSAの標準データ・タイプであるA(英数字)、P(パック数字)、S(ゾーン数字)に最も近いタイプです。データは必要なフィールド・タイプに変換され、TYPE_TEXT、TYPE_DATE、TYPE_TEXT_LISTフィールドはEBCDICからLMBCSに変換されます。
指定のフィールドを更新するには、英数字または数値のいずれかのフィールド値を指定する必要があります。TYPE_TIMEフィールドは、'*CURRENT'という英数字の値を指定することができます。この場合、現在日付と現在時刻がフィールドに設定されます。また値を設定する場合は日付/時刻の値を正しいフォーマットで指定する必要があります(例:mm/dd/yy hh:mm:ss)。TYPE_TEXT_LISTフィールドの場合、テキスト・リスト・フィールドがすでに存在する場合に既存のフィールドに値が追加されます。
ドキュメント/データ・ノートは、DOM_UPDATE_DOCUMENT組み込み関数が使用されるまでデータベースへは更新されないので注意してください。
各製品の対応
LANSA/AD |
使用可 |
Visual LANSA for Windows |
使用可 |
Visual LANSA for Linux |
未対応 |
引数
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
ドキュメント/データ・ノート・ハンドル |
4 |
4 |
||
2 |
A |
必須 |
ドキュメントに更新するフィールドの名前 |
1 |
65 |
||
3 |
N |
必須 |
ノートのフィールド・タイプ 1 = TYPE_NUMBER 2 = TYPE_TEXT 3 = TYPE_TIME 4 = TYPE_TEXT_LIST |
1 |
7 |
0 |
0 |
4 |
A |
任意 |
TYPE_TEXT、TYPE_TIME、TYPE_TEXT_LISTフィールド・タイプ用の英数字フィールド |
1 |
256 |
||
5 |
N |
任意 |
TYPE_NUMBERフィールド・タイプ用の数値フィールド |
1 |
15 |
0 |
9 |
戻り値
番号 |
タイプ |
必須/任意 |
記述 |
最小長 |
最大長 |
最小小数桁数 |
最大小数桁数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
A |
必須 |
戻りコード OK = フィールドが正常に更新された ER = フィールドが更新されなかった |
2 |
2 |
例
次のDomino組み込み関数の例を参照してください。
技術ノート
この組み込み関数は、Lotus Notesの標準APIであるNSFFieldSetNumber、NSFFieldSetText、ConvertTextToTIMEDATE、NSFFieldSetTime、NSFFieldAppendTextListを使用します。この組み込み関数の使用に関するセキュリティと整合性の問題は、すべてLotus Notes APIを現在のプラットフォームで通常に使用したときに発生する問題によるものです。