7.22.1 DEF_LINEのパラメータ

LANSA

7.22.1 DEF_LINEのパラメータ


ACROSS_SEP

DESIGN

FIELDS

FOR_REPORT

HEAD_COND

DOWN_SEP

NAME

SPACE_AFT

SPACE_BEF

TEXT

NAME

このコマンドで定義するレポート印刷行のグループに付ける名前を指定します。指定する名前は、ファンクション内で固有でなければなりません。

FIELDS

レポートに印刷するフィールドを指定します。このパラメータでは、拡張可能なグループ式を使用できます。

RDMLフィールドのみサポートしています。

SPACE_BEF

レポート上で、明細行を印刷する前に挿入する空白行数を指定します。デフォルト値は1ですが、0〜100の任意の値を指定できます。

SPACE_AFT

レポート上で、明細行を印刷した後に挿入する空白行数を指定します。デフォルト値は1ですが、0〜100の任意の値を指定できます。

TEXT

画面パネルまたはレポート上に出力する最大50個の「テキスト文字列」 を指定できます。指定する各テキスト文字列は、最大20文字に制限されます。

テキスト文字列を指定する際は、テキスト文字列の後に、そのテキスト文字列を画面パネルまたはレポートに出力する行番号と列/位置番号を指定します。

例えば:

TEXT(('ACME' 6 2)('ENGINEERING' 7 2))
 

この場合、2つのテキスト文字列は、それぞれ6行目の2番目の位置と7行目の2番目の位置に出力されます。

移 植性に関する考慮事項

Visual LANSAでこのパラメータを編集するときは、必ず、テキストをテキスト・マップで置き換える画面またはレポート・ペインターを使用してください。コマン ド・プロンプトや自由形式のエディターでテキストを入力しないでください。LANSA/ADにチェックインしたときに、全構文検査に失敗します。

すべてのプラットフォーム

テキスト・マップは、画面パネルまたはレポート行に関連付けられたすべてのテキスト文字列の詳細を保管するために、画面またはレポート設計機能で使用され ます。

画面またはレポートのレイアウトを「構成」して保管すると、レイアウトに含まれるすべてのテキストの詳細が「テキスト・マップ」に保管されます。このテキ スト・マップは、再度「ペインター」を使用することで変更できます。

テキスト・マップの存在は、以下の例のようなTEXTパラメータで示されます。

TEXT((*TMAPnnn 1 1))
 

ここで、"nnn"は、保管されているテキスト・マップを識別する(このファンクション内で)固有の番号です。

以下の「テキスト・マップ」および*TMAPnnn識別子に関する非常に重要な 事柄について理解しておく必 要があります

·         独 自の*TMAPnnn識別子を指定したり、*TMAPnnn識別子の値を変更したりしないでください。*TMAPnnn識別子の割り当てと管理は、画面お よびレポートの設計機能に任せておいてください。

·         *TMAPnnn 識別子を含むコマンドをコピーするときは、コピーしたコマンドから*TMAPnnn参照(すなわち、TEXTパラメータ全体)を削除してください。これを 行わないと、全構文検査で*TMAPnnn識別子の重複使用が検出され、データ損失前に致命的エラー・メッセージが発行されます。

·         コ マンドから*TMAPnnn識別子を削除しないでください。削除すると、全構文検査またはコンパイル中に、関連付けられたテキスト・マップが削除される か、別のコマンドで再利用される可能性があります。また、結果的にテキストの詳細が失われる可能性があります。

·         有 効な*TMAPnnn識別子を含むコマンドを「コメント」にしないでください。上記の警告と同様に、テキストが失われたり再利用されたりする恐れがありま す。

·         ア プリケーション・テンプレート内で*TMAPnnn値を指定しないでください。テンプレート内では、*TMAPnnn値を指定しても意味がありません。ア プリケーション・テンプレートによって生成され、そのアプリケーション・テンプレート内で使用されているコマンドでは、「テキスト文字列」形式を使用して ください。

FOR_REPORT

このコマンドを関連付けるレポートを指定します。1つのファンクションで一度に生成できるレポートは最大8個です。各レポートは1〜8の番号で識別されま す。このレポートのデフォルト値はレポート番号1です。

DESIGN

特 定の位置決め属性を持たないフィールドに対して使用する設計/位 置決め方法を指定します。

DEF_LINEコマンドのデフォルト値*ACROSSを指定した場合、フィールドは、レポート行「全体」に(すなわち、左から右へ)配置されます。

*DOWNを指定した場合、フィールドは、レポート・ページの「下方向」へ(すなわち、上から下へ)配置されます。

IDENTIFY

特 定の識別属性を持たないフィールドに対して使用するデフォルトの 識別方法を指定します。

DEF_LINEコマンドのデフォルト値*COLHDGを指定した場合、フィールドは、それに関連付けられたラベルで識別されます。

*LABELを指定した場合、フィールドは、それに関連付けられたラベルで識別されます。

*NOIDを指定した場合、フィールドの識別が要求されず、単にフィールド自体がレポート行に挿入されます。

DOWN_SEP

レポートの自動設計時に使用するレポートの行間隔を指定します。指定する値は、1〜10の数値でなければなりません。DEF_LINEコマンドのデフォル ト値は5です。

ACROSS_SEP

レポートの自動設計時に使用するレポートの列間隔を指定します。指定する値は、0〜10の数値でなければなりません。DEF_BREAKコマンドのデフォ ルト値は1です。

HEAD_COND

任意で、こ の明細印刷行内のフィールドに関連付けられた欄見出し行をレポー トの見出し領域に印刷するかどうかを決めるための条件の名前を指定します。

デフォルト値*NONEを指定した場合、制御条件は適用されません。実際に印刷される明細行に関わらず、この明細行に関連付けられたすべての欄見出しが常にレ ポートの見出し領域に印刷されます。

制御条件を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLファンクション内のどこかに定義されていなければなりません。印刷行の印刷時に必ず条 件の状況が検査され、この条件に適合していることが判明した場合のみ、この明細印刷行に関連付けられた欄見出しがレポートの見出し領域に挿入されます。