7.76.1 POP_UPのパラメータ
ポップアップ・ウィンドウに表示するフィールド、またはフィールドを指定するグループの名前を指定します。または、このパラメータに拡張可能なグループ式を入力することもできます。
移植性に関する考慮事項 |
Visual LANSAには、複数ページおよび複数行にまたがるフィールドに関して以下の制約があります。
複数ページ・データ(すなわち、画面形式が1ページに収まらない場合)は、Webブラウザー・ウィンドウでは表示できますが、LANSAファンクションでは表示できません。 複数行にまたがるフィールド(すなわち、フィールドが画面の1行に収まらない場合)はサポートされません。1行のみ表示されます。エラーや警告は生成されません。 |
特定の位置決め属性が関連付けられていないフィールドに対して使用する設計/位置決め方法を指定します。
デフォルト値*ACROSSを指定した場合、ウィンドウ内で「横方向」に配置されます。
*DOWNを指定した場合、フィールドは、ウィンドウ内の1つの列内に「下方向」に配置されます。
注:このパラメータのデフォルト値は、DISPLAYまたはREQUESTコマンドで使用される、これに相当するデフォルト値と異なります。
特定の識別属性が関連付けられていないフィールドに対して使用するデフォルトの識別方法を指定します。
デフォルト値*LABELを指定した場合、フィールドは、ウィンドウ内で、それに関連付けられたラベルで識別されます。
*DESCを指定した場合、フィールドは、ウィンドウ内で、それに関連付けられた記述で識別されます。
*COLHDGを指定した場合、フィールドは、ウィンドウ内で、それに関連付けられた欄見出しで識別されます。
*NOIDを指定した場合、フィールドの識別が要求されず、単にフィールド自体がウィンドウに挿入されます。
注:このパラメータのデフォルト値は、DISPLAYまたはREQUESTコマンドで使用される、これに相当するデフォルト値と異なります。
ウィンドウに表示される識別用のテキスト(ラベル、欄見出し、記述など)に関連付ける表示属性を指定します。
デフォルト値*DEFAULTを指定した場合、識別表示属性のシステム・デフォルト値が使用されます。これらのデフォルト値は、システム全体のデフォルト値としてシステム定義ブロックで設定されています。システム定義ブロックとその変更方法の詳細については、『LANSA/ADユーザーガイド』の「システム定義データ域の概要」を参照してください。
*NONEを指定した場合、識別用のテキストには、特別な表示属性が関連付けられません。
上記の値を指定しない場合は、*HI (高輝度)、*RI (反転表示)、および*UL (下線)のうち1つ以上を指定してください。
このパラメータは、SAA/CUA準拠の区画内でのSAA/CUAプロセスでは無視されます。このような区画では、ラベルおよび欄見出しに対する区画全体の標準によって属性が決定されます。
画面を自動設計する際に使用する画面上の行間隔を指定します。指定する値は、*DESIGNまたは1〜10の数値でなければなりません。値*DESIGNによって実際に指定される値の詳細については、「コメント/警告」の表を参照してください。
画面を自動設計する際に使用する画面上の列間隔を指定します。指定する値は、*DESIGNまたは1〜10の数値でなければなりません。値*DESIGNによって実際に指定される値の詳細については、「コメント/警告」の表を参照してください。
画面パネルにおけるウィンドウの位置を指定します。以下の表に従って自動的に行番号と列番号を指定する特別な値として入力することも、実際の行番号と列番号として入力することもできます。指定した値は固定されるため、実行時に変更することはできません。特別な値と、実際に使用される行番号および列番号は、以下のとおりです。
特殊値 |
行番号 |
列番号 |
---|---|---|
*CENTRE |
8 |
22 |
*QUAD1 |
2 |
3 |
*QUAD2 |
2 |
43 |
*QUAD3 |
14 |
3 |
*QUAD4 |
14 |
43 |
*UPPER |
2 |
3 |
*LOWER |
14 |
3 |
*LEFT |
2 |
3 |
*RIGHT |
2 |
43 |
ウィンドウのサイズ(すなわち、幅と長さ)を指定します。幅と長さを自動的に計算する特別な値*AUTOとして入力することも、実際の幅および長さの値として入力することもできます。
指定した値は固定されるため、実行時に変更することはできません。
AT_LOCパラメータを以下のいずれかの特別な値に指定した場合、WITH_SIZEパラメータに指定する値に関係なく、このパラメータは以下の表に従って自動的に計算されます。
特殊値 |
幅 |
長さ |
---|---|---|
*CENTRE |
38 |
10 |
*QUAD1 |
36 |
10 |
*QUAD2 |
35 |
10 |
*QUAD3 |
36 |
10 |
*QUAD4 |
35 |
10 |
*UPPER |
75 |
10 |
*LOWER |
75 |
10 |
*LEFT |
36 |
22 |
*RIGHT |
35 |
22 |
AT_LOCパラメータに特定の行値と列値を指定し、WITH_SIZEパラメータを*AUTOのままにすると、画面パネルが、指定の行番号と列番号を右下角とするウィンドウで覆われるよう幅と長さの値が自動的に計算されます。
このコマンドで作成されるパネルまたはポップアップ・ウィンドウに割り当てる識別子を指定します。
*AUTOを指定した場合、識別子は、LANSAによってファンクション名とRDMLプログラムのソース・ステートメント番号から自動的に生成されます。
*NONEを指定した場合、このパネルまたはポップアップ・ウィンドウに対してパネル識別子は要求されません。
上記の値を指定しない場合は、1〜10文字のパネル識別子を指定してください。指定した値は固定されるため、実行時に変更することはできません。
このパラメータは、SAA/CUAアプリケーションおよび非SAA/CUAアプリケーションに対して有効です。
現在の区画定義で、パネル識別子が要求されないよう指定されている場合は、指定する値に関係なく、このパラメータは無視されます。
ウィンドウ・パネルに割り当てるタイトルを指定します。
*FUNCTIONを指定した場合、タイトルは、RDMLファンクションの記述から作成されます。
*FUNCTIONを指定しない場合は、1〜40文字のパネル・タイトルを指定してください。指定した値は固定されるため、実行時に変更することはできません。
このパラメータは、SAA/CUAアプリケーションおよび非SAA/CUAアプリケーションに対して有効です。
ウィンドウに組み込むブラウズ・リストの名前を指定します。
*NONEを指定した場合、ブラウズ・リストは要求されません。設計されるウィンドウには、ブラウズ・コンポーネントが含まれません。
ブラウズ・リストを指定する場合、そのブラウズ・リストは、DEF_LIST (リストの定義)コマンドによってRDMLプログラム内のどこかに定義されていなければなりません。
[終了]ファンクション・キーについて、以下の事柄を指定します。
· [終了]ファンクション・キーを有効にするかどうか
· [終了]ファンクション・キーが押されたときにどのような処理を実行するか
· SAA/CUA区画内で、どの[終了]ファンクション・キーを要求するか
· [終了]ファンクション・キーをどのような場合に有効にするかを制御する条件
デフォルトでは、[終了]ファンクション・キーは有効になります。[終了]ファンクション・キーを無効にするには、このパラメータの最初の値として*NOを指定します。
[終了]ファンクション・キーが有効な場合、そのキーが押されたときにどのような処理を実行するかを指定できます。EXIT_KEYパラメータの2番目のパラメータに指定できる値は以下のとおりです。
*EXIT |
アプリケーションは、LANSAを完全に終了します(EXITコマンドを実行した場合と同じです)。 |
*MENU |
プロセスのメイン・メニューが再表示されます(MENUコマンドを実行した場合と同じです)。 |
*NEXT |
次のコマンドに制御が渡されます。 |
*RETURN |
プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。 |
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。
このパラメータのデフォルト値は*EXITです。
また、SAA/CUA区画では、有効にする[終了]ファンクション・キーを「高位」の[終了]キーにするか「低位」の[終了]キーにするかを指定できます。
このパラメータのデフォルト値は*HIGHです。
このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。
条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。
注:SAA/CUAアプリケーションでEXIT_KEYパラメータを指定する際は、以下の2通りの方法のみを使用することをお勧めします。
EXIT_KEY(*YES *EXIT *HIGH) (「メイン・プログラム」内)
EXIT_KEY(*YES *RETURN *LOW) (「サブルーチン」内)
ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[メニュー]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[メニュー]キーが押されたときの処理も指定します。
デフォルト値*YESを指定すると、画面の表示時に[メニュー]キーが有効になります。*YESを指定する場合は、[メニュー]キーが押されたときに実行するアクションを指定することもできます。
デフォルト値*MENUを指定した場合、プロセスのメイン・メニューが再表示されます。
*EXITを指定した場合は、アプリケーションによりLANSAが完全に終了します。
*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。
*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。
*NOを指定すると、画面の表示時に[メニュー]ファンクション・キーは有効になりません。
このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。
条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。
ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[追加]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[追加]キーが押されたときの処理も指定します。
デフォルト値*NOを指定すると、画面の表示時に[追加]ファンクション・キーは有効になりません。
*YESを指定すると、画面の表示時に[追加]キーが有効になります。*YESを使用する場合、[追加]キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベルを指定することもできます。
*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。
*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。
このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。
条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。
ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[変更]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[変更]キーが押されたときの処理も指定します。
デフォルト値*NOを指定すると、画面の表示時に[変更]ファンクション・キーは有効になりません。
*YESを指定すると、画面の表示時に[変更]キーが有効になります。*YESを使用する場合、[変更]キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベルを指定することもできます。
*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。
*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。
このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。
条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。
ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[削除]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[削除]キーが押されたときの処理も指定します。
デフォルト値*NOを指定すると、画面の表示時に[削除]ファンクション・キーは有効になりません。
*YESを指定すると、画面の表示時に[削除]キーが有効になります。*YESを使用する場合、[削除]キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベルを指定することもできます。
*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。
*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。
このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。
条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。
ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[プロンプト]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[プロンプト]キーが押されたときの処理も指定します。
デフォルト値*DFTを指定した場合、システム定義データ・エリアDC@A01に定義されているデフォルト値に従って、[プロンプト]ファンクション・キーが自動的に有効/無効になります。『LANSA/ADユーザーガイド』の「システム定義データ域 DC@A01」を参照してください。
*YESを指定すると、画面の表示時に[プロンプト]キーが有効になります。
*NOを指定した場合、画面の表示時に[プロンプト]キーは有効になりません。
どの場合も、[プロンプト]ファンクション・キーが(このパラメータの最初の部分で*DFTまたは*YESを指定することにより)有効になっているときは、そのファンクション・キーが押されたときに実行する処理も指定できます。パラメータのこの部分に指定できる値は以下のとおりです。
*AUTOを指定した場合、[プロンプト]キーの処理は、LANSAによって自動的に行われます。このオプションを使用する前に、「Prompt_Keyの処理」を参照してください。
*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。
*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。
このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。
条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。
ワークステーションで画面形式を表示するときに有効にする追加のユーザー・ファンクション・キーを最大5個指定します。
割り当てるユーザー・ファンクション・キーがコマンドで有効になったときに、LANSAの標準機能である[終了]、[メニュー]、[メッセージ]、[追加]、[変更]、[削除]、または[プロンプト]に割り当てられているファンクション・キーと競合しないようにしてください(すなわち、1つのファンクション・キーを複数の機能に割り当てることはできません)。
追加のユーザー・ファンクション・キーは、以下の形式で指定します。
(ファンクション・キー番号 |
'記述' |
*NEXT |
*NONE) |
|
|
*RETURN |
条件名 |
|
|
ラベル |
|
表記の説明:
ファンクション・キー番号 |
1〜24のファンクション・キー番号、または特別な値*ROLLUP (上スクロール・キー)または*ROLLDOWN (下スクロール・キー)のいずれかです。 |
'記述' |
ファンクション・キーに割り当てるファンクションの記述。この記述は、画面形式の23行目に表示されます。最大長は8文字です。 |
*NEXT |
デフォルト値。(このコマンドの)次のコマンドが制御を受け取ります。 |
*RETURN |
プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。 |
ラベル |
コマンド・キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベル。 |
*NONE |
ファンクション・キーの有効/無効を制御するための条件は適用されません。 |
条件名 |
ファンクション・キーの有効/無効を決定するために、DEF_CONDコマンドで定義された条件が評価されます。 |
押されたファンクション・キーをRDMLプログラムでテストする方法の詳細については、IF_KEYコマンドのセクションを参照してください。
以下の使用例について考えます。
POP_UP FIELDS(#PRODUCT) USER_KEYS((14 'Commit')(15 'Purge'))
IF_KEY WAS(*USERKEY1)
<< Commit logic >>
ENDIF
IF_KEY WAS(*USERKEY2)
<< Purge logic >>
ENDIF
IF_KEYコマンドは、割り当てられている実際のファンクション・キー番号ではなく、USER_ KEYSパラメータで宣言されている順序を示すシンボリック名でキーを参照します。これにより、ファンクション・キーの割り当てを簡単に変更することができます。
画面パネルまたはレポート上に出力する最大50個の「テキスト文字列」を指定できます。指定する各テキスト文字列は、最大20文字に制限されます。
テキスト文字列を指定する際は、テキスト文字列の後に、そのテキスト文字列を画面パネルまたはレポートに出力する行番号と列/位置番号を指定します。
例:
TEXT(('ACME' 6 2)('ENGINEERING' 7 2))
この場合、2つのテキスト文字列は、それぞれ6行目の2番目の位置と7行目の2番目の位置に出力されます。
移植性に関する考慮事項 |
Visual LANSAでこのパラメータを編集するときは、必ず、テキストをテキスト・マップで置き換える画面またはレポート・ペインターを使用してください。コマンド・プロンプトや自由形式のエディターでテキストを入力しないでください。LANSA/ADにチェックインしたときに、全構文検査に失敗します。 |
すべてのプラットフォーム
テキスト・マップは、画面パネルまたはレポート行に関連付けられたすべてのテキスト文字列の詳細を保管するために、画面またはレポート設計機能で使用されます。
画面またはレポートのレイアウトを「構成」して保管すると、レイアウトに含まれるすべてのテキストの詳細が「テキスト・マップ」に保管されます。このテキスト・マップは、再度「ペインター」を使用することで変更できます。
テキスト・マップの存在は、以下のようなTEXTパラメータで示されます。
TEXT((*TMAPnnn 1 1))
ここで、"nnn"は、保管されているテキスト・マップを識別する(このファンクション内で)固有の番号です。
以下の「テキスト・マップ」および*TMAPnnn識別子に関する非常に重要な事柄について理解しておく必要があります。
· 独自の*TMAPnnn識別子を指定したり、*TMAPnnn識別子の値を変更したりしないでください。*TMAPnnn識別子の割り当てと管理は、画面およびレポートの設計機能に任せておいてください。
· *TMAPnnn識別子を含むコマンドをコピーするときは、コピーしたコマンドから*TMAPnnn参照(すなわち、TEXTパラメータ全体)を削除してください。これを行わないと、全構文検査で*TMAPnnn識別子の重複使用が検出され、データ損失前に致命的エラー・メッセージが発行されます。
· コマンドから*TMAPnnn識別子を削除しないでください。削除すると、全構文検査またはコンパイル中に、関連付けられたテキスト・マップが削除されるか、別のコマンドで再利用される可能性があります。また、結果的にテキストの詳細が失われる可能性があります。
· 有効な*TMAPnnn識別子を含むコマンドを「コメント」にしないでください。上記の警告と同様に、テキストが失われたり再利用されたりする恐れがあります。
· アプリケーション・テンプレート内で*TMAPnnn値を指定しないでください。テンプレート内では、*TMAPnnn値を指定しても意味がありません。アプリケーション・テンプレートによって生成され、そのアプリケーション・テンプレート内で使用されているコマンドでは、「テキスト文字列」形式を使用してください。
必要なユーザー制御のカーソル位置を指定します。CURSOR_LOCパラメータには、必ず以下のいずれかの形式で2つの値を指定する必要があります。
*NONE/*NONE:デフォルト値です。ユーザー制御のカーソルの位置は要求されません。通常のLANSAカーソル制御が使用されます。画面の表示時には、カーソルは、入力可能な最初のフィールドまたはエラーのある最初のフィールドに配置されます。
*ATFIELD/フィールド名:カーソルは、指定したフィールドに配置されます。指定したフィールドが画面上にないか、フィールド・エラーが存在する場合は、通常のLANSAカーソル制御が使用されます。それ以外の場合、カーソルは、指定したフィールドに配置されます。
行値/列値:指定する「値」は、カーソルを配置する行番号と列番号を示します。「値」として、英数字リテラル(15など)またはその値を含むフィールドの名前(#ROWなど)を指定できます。どの場合も、値は数値でなければなりません。行値または列値が無効か、フィールド・エラーが存在する場合は、通常のLANSAカーソル制御が使用されます。それ以外の場合、カーソルは、指定した行および列の位置に配置されます。
行および列のオプションを使用し、かつ行値および列値を(数値リテラルではなく)フィールドで指定した場合、コマンドの実行完了時におけるカーソル位置の行番号と列番号がそのフィールドに返されます。
注:CURSOR_LOCの動作は、WindowsとSystem iとで異なります。Windowsプラットフォームの場合、カーソルが現在位置しているフィールドの最初の位置が取得されます。
この機能は、コマンドの実行完了時における画面カーソルの位置を取得する方法として役立ちます。カーソル位置を取得し、画面への出力前にそのカーソル位置を指定したくない場合は、以下のようにコーディングします。
CHANGE FIELD(#ROW #COL) TO(0)
POP_UP FIELDS(#FIELD1 .. #FIELD10) CURSOR_LOC(#ROW #COL)
POP_UPコマンドの実行時に#ROWおよび#COLがどちらも0の場合、カーソル位置は無効です。このような場合は、通常のLANSAカーソル制御が再開され、ユーザー制御の位置指定要求は無視されます。ただし、コマンドの完了後、フィールド#ROWおよび#COLには、POP_UPコマンドの実行完了時におけるカーソル位置が保持されます。
画面の見出し行(1行目および2行目)に、LANSAの標準的な設計を使用するかどうかを指定します。
デフォルト値*DFTを指定した場合、STD_HEADパラメータのシステム・デフォルト値が使用されます。システム・デフォルト値は、LANSAシステム定義ブロックに保管されています。システム定義ブロックとその変更方法の詳細については、『LANSA/ADユーザーガイド』の「システム定義データ域の概要」を参照してください。
*YESを指定した場合、LANSAの標準的な画面見出し行が使用されます。このオプションを使用した場合、画面の1行目と2行目にはユーザー・フィールドを配置できません。
*NOを指定した場合、LANSAの標準的な画面見出し行は使用されません。この場合は、画面の1行目と2行目にユーザー・フィールドを配置できます。
ファンクション・キー領域のテキスト"Fnn=XXXXXX"と、漢字変換をサポートするために割り当てられたファンクション・キーの表示/非表示を制御します。
このファンクションがコンパイルされる言語で「漢字変換を要求」フラグが有効になっていない場合、またはこのファンクションが*NOIGCCNVオプション・キーワードを使用している場合(FUNCTIONコマンドのセクションを参照)、このパラメータは無視されます。
また、このパラメータは、ファンクション・キー領域のテキスト"Fnn=XXXXX"の表示/非表示のみを制御するもので、このファンクションに関連付けられた表示ファイルのIGCCNV DDSキーワードの有効化は制御しないことに注意してください。これは、「漢字変換を要求」フラグの設定と*NOIGCCNVオプションの使用によって制御されます。
デフォルト値*AUTOを指定した場合、ファンクション・キー・テキストの表示/非表示は、自動的に決定されます。ファンクション・キー・テキストを表示するかどうかは、以下の自動ルールによって決定されます。
· キーボード・シフトJ、E、またはOが割り当てられたフィールドがない場合、テキストは表示されません(以下の規則はすべて無視されます)。
· REQUESTコマンドの場合、テキストは常に表示されます。
· DISPLAYまたはPOP_UPコマンドの場合、現在の「モード」が検査されます。「変更」モード(すなわち、画面上のフィールドが入力可能)の場合、テキストは表示されます。その他すべてのモードの場合、テキストは表示されません。
このパラメータには、*AUTO以外に、テキストを常に表示する*YESと、テキストを表示しない*NOを指定できます。
最後のオプションでは、DEF_CONDコマンドで定義済みの条件を指定できます。条件に適合している場合は、テキストが表示され、適合していない場合は、テキストが表示されません。
移植性に関する考慮事項 |
Visual LANSAで使用すると、このパラメータは無視され、アプリケーションには何の効果もありません。 |