7.23 DEF_LIST
DEF_LISTコマンドは、リストと、そのリスト内の項目を構成するフィールドを定義するために使用します。
リストとして、ブラウズ・リスト(ワークステーションで情報を使用するために使用)または作業リスト(プログラム内で情報を保管するために使用)を使用できます。
リストは、スタティック・リストとダイナミック・リストに分類されます。ENTRYSパラメータで*MAXが指定されていないリストがスタティック・リスト、*MAXが指定されているリストがダイナミック・リストです。ダイナミック・リストは、RDMLXオブジェクト内でのみ使用でき、必要メモリー量が大幅に少ないため、使用をお勧めします。
例えば、以下のようにコマンドを指定したとします。
DEF_LIST NAME(#ORDERLINE) FIELDS(#ORDLIN #PRODUCT #QUANTITY #PRICE)
この場合、ワークステーションで表示可能な以下のようなブラウズ・リストが定義されます。
明細行 製品番号 数量 総計
番号 注文内容 価格
999 XXXXXXXXX 99999 9999.99
999 XXXXXXXXX 99999 9999.99
999 XXXXXXXXX 99999 9999.99
999 XXXXXXXXX 99999 9999.99
999 XXXXXXXXX 99999 9999.99
999 XXXXXXXXX 99999 9999.99
一方、コマンドを以下のように指定したとします。
DEF_LIST NAME(#ORDERLINE) FIELDS(#ORDLIN #PRODUCT #QUANTITY #PRICE) TYPE(*WORKING) ENTRYS(10)
この場合、最大10項目を保持可能な作業リストが定義されます。このタイプのリストは、ワークステーションで直接表示できませんが、ブラウズ・リストと同様にRDMLプログラム内でアクセスできます。
DEF_LISTコマンドを使用するときは、リストの「項目」に入れるフィールドを定義します。上記のブラウズ・リストの例では、6項目が表示され、各項目には、明細行番号、製品番号、数量、および価格が含まれています。
定義した各タイプのリストには、そのリストを構成する項目数に制限があります。
· RDMLブラウズ・リストに含めることのできる最大項目数は、以下の表のとおりです。
オペレーティング・システム |
RDML |
RDMLX RDMLXフィールドを含まないリスト |
RDMLX RDMLXフィールドを含むリスト |
すべて(Webファンクション以外) |
9999 |
9999 |
9999 |
IBM i (Webファンクション) |
9999999 |
9999 |
9999999 |
その他(Webファンクション) |
9999 |
9999 |
9999999 |
移植性に関する考慮事項 |
パラメータSCROLL_TXTを参照してください。 |
参照
DEF_LISTの説明(続き)
必須/省略可
DEF_LIST ----- NAME --------- リスト名 ------------------->
>-- FIELDS ------- フィールド名 フィールド属性 --->
| | | |
| --- 最大7 ----- |
| 拡張可能なグループ式 |
|------ RDMLXの場合は最大1000----|
------ RDML の場合は最大100-----
-----------------------------------------------------------------
任意指定
>-- COUNTER ------ *NONE -------------------------->
数値フィールド名
>-- TYPE --------- *BROWSE ------------------------>
*WORKING
>-- ENTRYS ------- 50 ----------------------------->
1〜2,147,483,647の数値
>-- PAGE_SIZE ---- *NONE -------------------------->
数値フィールド名
>-- TOP_ENTRY ---- *CURRENT ----------------------->
数値フィールド名
>-- SEL_ENTRY ---- *NONE -------------------------->
数値フィールド名
>-- SCROLL_TXT --- *NONE --------------------------|
英数字フィールド名