*GUID システム変数

LANSA

*GUID システム変数


*GUIDシステム変数を使用して、グローバル一意識別子を生成します。

*GUIDはオペレーティングシステムにより提供された数々のAPIを使用します。ですから、オペレーティングシステムの許容範囲に影響を受けた制限があります。この一例として、WindowsでGUIDを生成するには、ネットワークMACアドレスが必要となります。ですから、ネットワーク・アダプターがないと*GUIDが作動しない可能性があります。作動しない原因はこれだけではありません。ですから、アプリケーションを使用する全てのシステム・タイプでテストを行なってください。作動しない場合でも、LANSAを使って作動できるようにはできません。

*GUIDは行の挿入時に一度だけ生成され、それ以降は更新されないようになっています。この役割を担うのが、提供されている標準フィールド、#STD_GUIDです。このフィールドにはトリガーがあります。このトリガーにより、挿入前にフィールドに*GUIDが割り当てられます。そして更新前に、トリガーがフィールドが変更されていないかを確認し、変更されていた場合は、ユーザー・エラーではなく、プログラム・レベルのエラーなので、中止されます。

注:

Windows

セキュリティの理由から、ネットワークのイーサネット・アドレスは社外、部外者には知らせないようにしてください。ファンクションUuidCreateによりUUIDを生成し、コンピューター上に生成されたイーサネット・アドレスが追跡できないようにすることが可能です。同じコンピューターに作成された他のUUIDに関連付けることもできません。

IBM i

IBM i では、API GENUUIDが使用されます。IBMにより全体で一意の値であることが保証されます。

Linux

現在のところサポートされていません。