7.80.1 REQUESTのパラメータ

LANSA

7.80.1 REQUESTのパラメータ


ACROSS_SEP

ADD_KEY

BROWSELIST

CHANGE_KEY

CURSOR_LOC

DELETE_KEY

DESIGN

DOWN_SEP

EXIT_KEY

FIELDS

IDENT_ATR

IDENTIFY

IGCCNV_KEY

MENU_KEY

OPTIONS

PANEL_ID

PANEL_TITL

PROMPT_KEY

SHOW_NEXT

STD_HEAD

TEXT

USER_KEYS

FIELDS

ワークステーションで入力するフィールド、または入力するフィールドを指定するグループの名前を指定します。拡張可能なグループ式を指定することもできます。

移植性に関する考慮事項

Visual LANSAには、複数ページおよび複数行にまたがるフィールドに関して以下の制約があります。

複数ページ・データ(すなわち、画面形式が1ページに収まらない場合)は、Webブラウザー・ウィンドウでは表示できますが、LANSAファンクションでは表示できません。
複数ページ・データを含むプロセスをコンパイルすると、そのプロセスがWEB/XMLに対応している場合に、警告が発行されます。プロセスがWEB/XMLに対応していない場合は、全構文検査エラーが発行されます。

複数行にまたがるフィールド(すなわち、フィールドが画面の1行に収まらない場合)はサポートされません。1行のみ表示されます。エラーや警告は生成されません。

DESIGN

特定の位置決め属性を持たないフィールドに対して使用する設計/位置決め方法を指定します。

デフォルト値*IDENTIFYを指定した場合、設計方法として、IDENTIFYパラメータに関連付けられたデフォルトの方法が使用されます。詳細については、「コメント/警告」の表を参照してください。

*DOWNを指定した場合、フィールドは、画面上の1つの列内に「下方向」に配置されます。

*ACROSSを指定した場合、フィールドは、画面上で1つの行内に「横方向」に配置されます。

IDENTIFY

特定の識別属性を持たないフィールドに対して使用するデフォルトの識別方法を指定します。

デフォルト値*DESIGNを指定した場合、フィールドは、DESIGNパラメータに関連付けられたデフォルトの方法で識別されます。詳細については、「コメント/警告」の表を参照してください。

*LABELを指定した場合、フィールドは、画面上で、それに関連付けられたラベルで識別されます。

*DESCを指定した場合、フィールドは、画面上で、それに関連付けられた記述で識別されます。

*COLHDGを指定した場合、フィールドは、画面上で、それに関連付けられた欄見出しで識別されます。

*NOIDを指定した場合、フィールドの識別が要求されず、単にフィールド自体が画面設計に挿入されます。

IDENT_ATR

画面に表示される識別用のテキスト(ラベル、記述、欄見出しなど)に関連付ける表示属性を指定します。

デフォルト値*DEFAULTを指定した場合、識別表示属性のシステム・デフォルト値が使用されます。これらのデフォルト値は、システム全体のデフォルト値としてシステム定義ブロックで設定されています。システム定義ブロックとその変更方法の詳細については、『LANSA/ADユーザーガイド』「システム定義データ域」を参照してください。

*NONEを指定した場合、識別用のテキストには、特別な表示属性が関連付けられません。

上記の値を指定しない場合は、*HI (高輝度)、*RI (反転表示)、および*UL (下線)のうち1つ以上を指定してください。

このパラメータは、SAA/CUA準拠の区画内でのSAA/CUAプロセスでは無視されます。このような区画では、ラベルおよび欄見出しに対する区画全体の標準によって属性が決定されます。

DOWN_SEP

画面を自動設計する際に使用する画面上の行間隔を指定します。指定する値は、*DESIGNまたは1〜10の数値でなければなりません。値*DESIGNによって実際に指定される値の詳細については、「コメント/警告」の表を参照してください。

ACROSS_SEP

画面を自動設計する際に使用する画面上の列間隔を指定します。指定する値は、*DESIGNまたは1〜10の数値でなければなりません。値*DESIGNによって実際に指定される値の詳細については、「コメント/警告」の表を参照してください。

BROWSELIST

画面形式に含めるブラウズ・リストの名前を指定します。また、画面パネルに表示するブラウズ・リストの項目数を指定することもできます。

*NONEを指定した場合、ブラウズ・リストは要求されません。設計される画面には、ブラウズ・コンポーネントが含まれません。

ブラウズ・リストを指定する場合、画面パネルに表示するブラウズ・リストの項目数を指定することもできます。これにより、ブラウズ・リストの下に、他の詳細を表示するためのスペース(次の画面によってオーバーレイ可能)を残すことができます。デフォルトの999項目を指定すると、ブラウズ・リストが画面パネルの最下部まで拡張されます。

ブラウズ・リストを指定する場合、そのブラウズ・リストは、DEF_LIST (リストの定義)コマンドによってRDMLプログラム内のどこかに定義されていなければなりません。

EXIT_KEY

[終了]ファンクション・キーについて、以下の事柄を指定します。

·         [終了]ファンクション・キーを有効にするかどうか

·         [終了]ファンクション・キーが押されたときにどのような処理を実行するか

·         SAA/CUA区画内で、どの[終了]ファンクション・キーを要求するか

·         [終了]ファンクション・キーをどのような場合に有効にするかを制御する条件

デフォルトでは、[終了]ファンクション・キーは有効になります。[終了]ファンクション・キーを無効にするには、このパラメータの最初の値として*NOを指定します。

[終了]ファンクション・キーが有効な場合、そのキーが押されたときにどのような処理を実行するかを指定できます。EXIT_KEYパラメータの2番目のパラメータに指定できる値は以下のとおりです。

*EXIT

アプリケーションは、LANSAを完全に終了します(EXITコマンドを実行した場合と同じです)。

*MENU

プロセスのメイン・メニューが再表示されます(MENUコマンドを実行した場合と同じです)。

*NEXT

次のコマンドに制御が渡されます。

*RETURN

プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。

上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。

このパラメータのデフォルト値は*EXITです。

また、SAA/CUA区画では、有効にする[終了]ファンクション・キーを「高位」の[終了]キーにするか「低位」の[終了]キーにするかを指定できます。

このパラメータのデフォルト値は*HIGHです。

このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。

条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。

注:SAA/CUAアプリケーションでEXIT_KEYパラメータを指定する際は、以下の2通りの方法のみを使用することをお勧めします。

            EXIT_KEY(*YES *EXIT *HIGH)  (「メイン・プログラム」内)
           EXIT_KEY(*YES *RETURN *LOW)  (「サブルーチン」内)
 

MENU_KEY

ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[メニュー]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[メニュー]キーが押されたときの処理も指定します。

デフォルト値*YESを指定すると、画面の表示時に[メニュー]キーが有効になります。*YESを使用する場合、[メニュー]キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベルを指定することもできます。

デフォルト値*MENUを指定した場合、プロセスのメイン・メニューが再表示されます。

*EXITを指定した場合は、アプリケーションによりLANSAが完全に終了します。

*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。

*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。

上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。

*NOを指定すると、画面の表示時に[メニュー]ファンクション・キーは有効になりません。

このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。

条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。

ADD_KEY

ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[追加]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[追加]キーが押されたときの処理も指定します。

デフォルト値*NOを指定すると、画面の表示時に[追加]ファンクション・キーは有効になりません。

*YESを指定すると、画面の表示時に[追加]キーが有効になります。*YESを使用する場合、[追加]キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベルを指定することもできます。

*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。

*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。

上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。

このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。

条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。

CHANGE_KEY

ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[変更]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[変更]キーが押されたときの処理も指定します。

デフォルト値*NOを指定すると、画面の表示時に[変更]ファンクション・キーは有効になりません。

*YESを指定すると、画面の表示時に[変更]キーが有効になります。*YESを使用する場合、[変更]キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベルを指定することもできます。

*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。

*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。

上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。

このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。

条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。

DELETE_KEY

ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[削除]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[削除]キーが押されたときの処理も指定します。

デフォルト値*NOを指定すると、画面の表示時に[削除]ファンクション・キーは有効になりません。

*YESを指定すると、画面の表示時に[削除]キーが有効になります。*YESを使用する場合、[削除]キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベルを指定することもできます。

*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。

*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。

上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。

このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。

条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。

PROMPT_KEY

ワークステーションでこの画面形式を表示するときに、[プロンプト]ファンクション・キーを有効にするかどうかを指定します。また、[プロンプト]キーが押されたときの処理も指定します。

デフォルト値*DFTを指定した場合、システム定義データ域DC@A01に定義されているデフォルト値に従って、[プロンプト]ファンクション・キーが自動的に有効/無効になります。システム定義データ域DC@A01の詳細については、『LANSA/ADユーザーガイド』「システム定義データ域 DC@A01」を参照してください。

*YESを指定すると、画面の表示時に[プロンプト]キーが有効になります。

*NOを指定した場合、画面の表示時に[プロンプト]キーは有効になりません。

どの場合も、[プロンプト]ファンクション・キーが(このパラメータの最初の部分で*DFTまたは*YESを指定することにより)有効になっているときは、そのファンクション・キーが押されたときに実行する処理も指定できます。パラメータのこの部分に指定できる値は以下のとおりです。

*AUTOを指定した場合、[プロンプト]キーの処理は、LANSAによって自動的に行われます。このオプションを使用する前に、「Prompt_Keyの処理」を参照してください。

*NEXTを指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。

*RETURNを指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。

上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。

このパラメータに指定できる最後の値では、どのような場合にファンクション・キーを有効にするかを制御する条件を指定できます。デフォルト値*NONEを指定した場合、条件は適用されません。ファンクション・キーは、通常の規則に従って有効になります。

条件名を指定する場合、その条件は、DEF_COND (条件の定義)コマンドによってRDMLプログラム内で定義されていなければなりません。

USER_KEYS

ワークステーションで画面形式を表示するときに有効にする追加のユーザー・ファンクション・キーを最大5個指定します。

割り当てるユーザー・ファンクション・キーがコマンドで有効になったときに、LANSAの標準機能である[終了]、[メニュー]、[メッセージ]、[追加]、[変更]、[削除]、または[プロンプト]に割り当てられているファンクション・キーと競合しないようにしてください(すなわち、1つのファンクション・キーを複数の機能に割り当てることはできません)。

追加のユーザー・ファンクション・キーは、以下の形式で指定します。

(ファンクション・キー番号

'記述'

*NEXT

*NONE)

 

 

*RETURN

条件名

 

 

ラベル

 

ここで、各部分の意味は次の通りです。

ファンクション・キー番号

1〜24のファンクション・キー番号、または特別な値*ROLLUP (上スクロール・キー)または*ROLLDOWN (下スクロール・キー)のいずれかです。

'記述'

ファンクション・キーに割り当てるファンクションの記述。この記述は、画面形式の23行目に表示されます。最大長は8文字です。

*NEXT

デフォルト値。(このコマンドの)次のコマンドが制御を受け取ります。

*RETURN

プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。

ラベル

コマンド・キーが押されたときに制御を渡す先のコマンド・ラベル。

*NONE

ファンクション・キーの有効/無効を制御するための条件は適用されません。

条件名

ファンクション・キーの有効/無効を決定するために、DEF_CONDコマンドで定義された条件が評価されます。

 

押されたファンクション・キーをRDMLプログラムでテストする方法の詳細については、IF_KEYコマンドのセクションを参照してください。

以下の使用例について考えます。

DISPLAY FIELDS(#PRODUCT) USER_KEYS((14 'Commit')(15 'Purge'))
   IF_KEY  WAS(*USERKEY1)
    << Commit logic >>
   ENDIF
   IF_KEY  WAS(*USERKEY2)
    << Purge logic >>
   ENDIF
 

IF_KEYコマンドは、割り当てられている実際のファンクション・キー番号ではなく、USER_ KEYSパラメータで宣言されている順序を示すシンボリック名でキーを参照します。これにより、ファンクション・キーの割り当てを簡単に変更することができます。

PANEL_ID

このコマンドで作成されるパネルまたはポップアップ・ウィンドウに割り当てる識別子を指定します。

*AUTOを指定した場合、識別子は、LANSAによってファンクション名とRDMLプログラムのソース・ステートメント番号から自動的に生成されます。

*NONEを指定した場合、このパネルまたはポップアップ・ウィンドウに対してパネル識別子は要求されません。

上記の値を指定しない場合は、1〜10文字のパネル識別子を指定してください。指定した値は固定されるため、実行時に変更することはできません。

このパラメータは、SAA/CUAアプリケーションに対してのみ有効です。

現在の区画定義で、パネル識別子が要求されないよう指定されている場合は、指定する値に関係なく、このパラメータは無視されます

PANEL_TITL

ウィンドウ・パネルに割り当てるタイトルを指定します。

*FUNCTIONを指定した場合、タイトルは、RDMLファンクションの記述から作成されます。

*FUNCTIONを指定しない場合は、1〜40文字のパネル・タイトルを指定してください。指定した値は固定されるため、実行時に変更することはできません。

このパラメータは、SAA/CUAアプリケーションに対してのみ有効です。

SHOW_NEXT

[次ファンクション]フィールドを画面の22行目に表示するかどうかを指定します。[次ファンクション]フィールドは、そのたびに[プロセス]メニューに戻らなくても、1つのプロセス内でファンクション間を移動できるようにする機能です。「次ファンクション」処理の詳細については、『LANSA/ADユーザーガイド』「ファンクション制御テーブル」を参照してください。

デフォルト値*PROを指定すると、このファンクションが属しているプロセスのメニュー選択スタイルが"FUNCTION"の場合のみ、[次ファンクション]フィールドが表示されます。[プロセス]メニューの選択スタイルが"NUMBER"または"CURSOR"の場合、[次ファンクション]フィールドは表示されません。

*YESを指定すると、このファンクションが属しているプロセスで使用されるメニュー選択スタイルに関係なく、[次ファンクション]フィールドが表示されます。

*NOを指定すると、このファンクションが属しているプロセスで使用されるメニュー選択スタイルに関係なく、[次ファンクション]フィールドは表示されません。

:SAA/CUAアプリケーションでは、SHOW_NEXTパラメータは無視されます。

移植性に関する考慮事項

この機能は、Visual LANSAでは認識されず、無視されるため、Visual LANSAコードで使用しても、アプリケーションには何の効果もありません。

TEXT

画面パネルまたはレポート上に出力する最大50個の「テキスト文字列」を指定できます。指定する各テキスト文字列は、最大20文字に制限されます。

テキスト文字列を指定する際は、テキスト文字列の後に、そのテキスト文字列を画面パネルまたはレポートに出力する行番号と列/位置番号を指定します。

例えば:

TEXT(('ACME' 6 2)('ENGINEERING' 7 2))
 

この場合、2つのテキスト文字列は、それぞれ6行目の2番目の位置と7行目の2番目の位置に出力されます。

移植性に関する考慮事項

Visual LANSAでこのパラメータを編集するときは、必ず、テキストをテキスト・マップで置き換える画面またはレポート・ペインターを使用してください。コマンド・プロンプトや自由形式のエディターでテキストを入力しないでください。LANSA/ADにチェックインしたときに、全構文検査に失敗します。

すべてのプラットフォーム

テキスト・マップは、画面パネルまたはレポート行に関連付けられたすべてのテキスト文字列の詳細を保管するために、画面またはレポート設計機能で使用されます。

画面またはレポートのレイアウトを「構成」して保管すると、レイアウトに含まれるすべてのテキストの詳細が「テキスト・マップ」に保管されます。このテキスト・マップは、再度「ペインター」を使用することで変更できます。

テキスト・マップの存在は、以下のようなTEXTパラメータで示されます。

TEXT((*TMAPnnn 1 1))
 

ここで、"nnn"は、保管されているテキスト・マップを識別する(このファンクション内で)固有の番号です。

以下の「テキスト・マップ」および*TMAPnnn識別子に関する非常に重要な事柄について理解しておく必要があります。

·         独自の*TMAPnnn識別子を指定したり、*TMAPnnn識別子の値を変更したりしないでください。*TMAPnnn識別子の割り当てと管理は、画面およびレポートの設計機能に任せておいてください。

·         *TMAPnnn識別子を含むコマンドをコピーするときは、コピーしたコマンドから*TMAPnnn参照(すなわち、TEXTパラメータ全体)を削除してください。これを行わないと、全構文検査で*TMAPnnn識別子の重複使用が検出され、データ損失前に致命的エラー・メッセージが発行されます。

·         コマンドから*TMAPnnn識別子を削除しないでください。削除すると、全構文検査またはコンパイル中に、関連付けられたテキスト・マップが削除されるか、別のコマンドで再利用される可能性があります。また、結果的にテキストの詳細が失われる可能性があります。

·         有効な*TMAPnnn識別子を含むコマンドを「コメント」にしないでください。上記の警告と同様に、テキストが失われたり再利用されたりする恐れがあります。

·         アプリケーション・テンプレート内で*TMAPnnn値を指定しないでください。テンプレート内では、*TMAPnnn値を指定しても意味がありません。アプリケーション・テンプレートによって生成され、そのアプリケーション・テンプレート内で使用されているコマンドでは、「テキスト文字列」形式を使用してください。

CURSOR_LOC

必要なユーザー制御のカーソル位置を指定します。CURSOR_LOCパラメータには、必ず以下のいずれかの形式で2つの値を指定する必要があります。

*NONE/*NONE:デフォルト値です。ユーザー制御のカーソルの位置は要求されません。通常のLANSAカーソル制御が使用されます。画面の表示時には、カーソルは、入力可能な最初のフィールドまたはエラーのある最初のフィールドに配置されます。

*ATFIELD/フィールド名:カーソルは、指定したフィールドに配置されます。指定したフィールドが画面上にないか、フィールド・エラーが存在する場合は、通常のLANSAカーソル制御が使用されます。それ以外の場合、カーソルは、指定したフィールドに配置されます。

行値/列値:指定する「値」は、カーソルを配置する行番号と列番号を示します。「値」として、英数字リテラル(15など)またはその値を含むフィールドの名前(#ROWなど)を指定できます。どの場合も、値は数値でなければなりません。行値または列値が無効か、フィールド・エラーが存在する場合は、通常のLANSAカーソル制御が使用されます。それ以外の場合、カーソルは、指定した行および列の位置に配置されます。

行および列のオプションを使用し、かつ行値および列値を(数値リテラルではなく)フィールドで指定した場合、コマンドの実行完了時におけるカーソル位置の行番号と列番号がそのフィールドに返されます。

注:CURSOR_LOCの動作は、WindowsとSystem iとで異なります。Windowsプラットフォームの場合、カーソルが現在位置しているフィールドの最初の位置が取得されます。

この機能は、コマンドの実行完了時における画面カーソルの位置を取得する方法として役立ちます。カーソル位置を取得し、画面への出力前にそのカーソル位置を指定したくない場合は、以下のようにコーディングします。

CHANGE   FIELD(#ROW #COL) TO(0)
REQUEST  FIELDS(#FIELD1 .. #FIELD10) CURSOR_LOC(#ROW #COL)
 

REQUESTコマンドの実行時に#ROWおよび#COLがどちらも0の場合、カーソル位置は無効です。このような場合は、通常のLANSAカーソル制御が再開され、ユーザー制御の位置指定要求は無視されます。ただし、コマンドの完了後、フィールド#ROWおよび#COLには、REQUESTコマンドの実行完了時におけるカーソル位置が保持されます。

STD_HEAD

画面の見出し行(1行目および2行目)に、LANSAの標準的な設計を使用するかどうかを指定します。

デフォルト値*DFTを指定した場合、STD_HEADパラメータでシステム・デフォルト値が使用されます。システム・デフォルト値は、LANSAシステム定義ブロックに保管されています。システム定義ブロックとその変更方法の詳細については、『LANSA/ADユーザーガイド』「システム定義データ域」を参照してください。

*YESを指定した場合、LANSAの標準的な画面見出し行が使用されます。このオプションを使用した場合、画面の1行目と2行目にはユーザー・フィールドを配置できません。

*NOを指定した場合、LANSAの標準的な画面見出し行は使用されません。この場合は、画面の1行目と2行目にユーザー・フィールドを配置できます。

OPTIONS

この画面パネルの特別な表示オプションを指定します。

デフォルト値*NONEを指定した場合、この画面パネルには特別な表示オプションは使用されません。

*NONEを指定しない場合は、以下のうち1つ以上の値を指定してください。

*NOREADを指定した場合、表示される詳細は、画面からリードバックされません。すなわち、詳細はユーザーに表示されますが、プログラムに読み込むことはできません。また、プログラムがこのコマンドで停止して、ユーザーの操作を待機することはありません。この停止および待機イベントは、*NOREADオプションを使用しない後続のDISPLAYまたはREQUESTが実行された場合のみ起こります。

*OVERLAYを指定した場合、画面パネルにより、画面上にすでに表示されている詳細がオーバーレイされます。画面にすでに表示されている詳細は保護されるため、デバイスから読み取ることができなくなりますが、ユーザーには表示されます。

*OVERLAYを使用する場合、STD_HEADパラメータのデフォルト値は*NOです。すなわち、STD_HEAD(*YES)がコーディングされていない場合は、OPTIONS(*OVERLAY)を使用しても画面見出し行は表示されません。「標準の見出し」(*YES)が画面に送信されると、画面全体がクリアされることに注意してください。また、STD_HEAD(*NO)を使用した場合、以前のコマンドで画面に表示された標準の見出しは、何の影響も受けません。

*NOREADまたは*OVERLAYオプションを使用する場合、画面詳細全体が1画面パネル内に収まらなければなりません。

注:これらの表示オプションは、System i 3GLプログラムのエニュメレーションを可能にするために用意されたものであり、他のプラットフォームに移植することはできません。現在のGUIまたはLANSA for the Webではサポートされないため、これらのオプションを使用することはお勧めしません。

移植性に関する考慮事項

可搬性のあるアプリケーションではサポートされないため、使用しないでください。Visual LANSAコードで使用すると、全構文検査で致命的エラーが発行されます。

IGCCNV_KEY

ファンクション・キー領域のテキスト"Fnn=XXXXXX"と、漢字変換をサポートするために割り当てられたファンクション・キーの表示/非表示を制御します。

このファンクションがコンパイルされる言語で「漢字変換を要求」フラグが有効になっていない場合、またはこのファンクションが*NOIGCCNVオプション・キーワードを使用している場合(FUNCTIONコマンドのセクションを参照)、このパラメータは無視されます。

また、このパラメータは、ファンクション・キー領域のテキスト"Fnn=XXXXX"の表示/非表示のみを制御するもので、このファンクションに関連付けられた表示ファイルのIGCCNV DDSキーワードの有効化は制御しないことに注意してください。これは、「漢字変換を要求」フラグの設定と*NOIGCCNVオプションの使用によって制御されます。

デフォルト値*AUTOを指定した場合、ファンクション・キー・テキストの表示/非表示は、自動的に決定されます。ファンクション・キー・テキストを表示するかどうかは、以下の自動ルールによって決定されます。

·         キーボード・シフトJ、E、またはOが割り当てられたフィールドがない場合、テキストは表示されません(以下の規則はすべて無視されます)。

·         REQUESTコマンドの場合、テキストは常に表示されます。

·         DISPLAYまたはPOP_UPコマンドの場合、現在の「モード」が検査されます。「変更」モード(すなわち、画面上のフィールドが入力可能)の場合、テキストは表示されます。その他すべてのモードの場合、テキストは表示されません。

このパラメータには、*AUTO以外に、テキストを常に表示する*YESと、テキストを表示しない*NOを指定できます。

最後のオプションでは、DEF_CONDコマンドで定義済みの条件を指定できます。条件に適合している場合は、テキストが表示され、適合していない場合は、テキストが表示されません。

移植性に関する考慮事項

Visual LANSAコードで使用した場合は無視され、アプリケーションには何の効果もありません。