14.5 @@GET_FILSコマンド
@@GET_FILSコマンドは、アプリケーション・テンプレートで使用するファイルを選択するように要求するために使用します。
複数のファイルを選択できる場合、一次ファイルの選択後、その一次ファイルと何らかの関連性のあるすべてのファイルで構成される2番目のリストがユーザーに表示されます。このリストでは、関係が「ツリー」の形で示されます。この関係の「ツリー」を構築するには、関連するすべてのファイルに、これらのファイルがどのように関連しているかを示すアクセス経路が設定されていなければなりません。データベースの設計にデータ・モデリングを使用した場合、この設定は自動的に行われています。それ以外の場合は、すべてのアクセス経路を手作業で追加する必要があります。
このリストから選択する際は以下のような規則が適用されます。
1. SGL_ONLY(*NO)が指定されている場合、表示されたリストから1 : N (多数)の関係のみを選択できます。複数の1 : 1の関係を選択することもできます。
2. 関係チェーンにおいて、より高いレベルの関係から選択する必要があります。
3. 選択できるファイルの最大数は(TO - FROM + 1)です。
このコマンドは、選択された最大ファイル番号と最小ファイル番号が保持されるように特別な変数@@TFMXおよび@@TFMNを作成/更新します。
任意指定
@@GET_FILS ----- FROM -------- 1 ----------------------------->
(番号1〜50)
>---- TO ---------- 50 ---------------------------->
(番号1〜50)
>---- PHY_ONLY---- *YES --------------------------->
*NO
>---- SGL_ONLY---- *YES --------------------------->
*NO
>---- PROMPT ----- 'テキスト' ------------------------->
>---- EXTEND ----- 'テキスト' ------------------------->
-- 最大8 --
>-----HELPIDS ---- ヘルプ・パネル識別子 ---------|
| |
-------- 最大10 -----------
パラメータ
ユーザーが選択したファイルに割り当てる最初のファイル番号を指定します。デフォルト値は1、最大値は50です。
ユーザーが選択したファイルに割り当てる最後のファイル番号を指定します。デフォルト値は50、最大値は50です。FROMパラメータ値とTOパラメータ値の差によって、このコマンドでユーザーが選択できるファイル数が決まります。例えば、FROM(1)およびTO(1)を指定した場合、選択できるファイル数は1個のみです。FROM(1)およびTO(50)を指定した場合は、ユーザーは50個のファイルを選択できます。
選択肢として物理ファイルのみを表示するか、物理ファイルと論理ファイルを両方表示するかを指定します。
選択肢として1 : 1 の関係のみを表示するか、1 : 1および1 : N (多数)の関係を両方表示するかを指定します。
コマンドのプロンプト・テキストを指定します。指定できるテキストは最大74文字です。プロンプト・テキストには、特別な変数を含めることができます(特別な変数については、「特別なテンプレート変数に関する注意点」を参照してください)。EXTENDパラメータには、さらに詳細なプロンプト・テキストを配置できます。
プロンプトに必要な記述をPROMPTパラメータで十分に指定できない場合に、コマンドの拡張プロンプト・テキストを指定します。指定できるテキストは、最大74文字×8行です。拡張プロンプトには特別な変数を含めることができます。
このアプリケーション・テンプレート用のヘルプ・パネル識別子を最大10個指定します。これらのヘルプ・パネルは、ユーザーが[ヘルプ]ファンクション・キーを押したときに全画面のヘルプとして表示されます。
例
以下は、@@GET_FILSコマンドの例です。
例1:単一の一次物理ファイルを選択するようにユーザーに要求します。
@@GET_FILS FROM(1) TO(1) PHY_ONLY(*YES) PROMPT('Select +
the primary physical file to be worked with') +
EXTEND('Enter the name of the PHYSICAL file ....') +
HELPIDS(HELP010)
例2:最大20個の関連ファイルを選択するようにユーザーに要求します。物理ファイルおよび論理ファイルの両方を選択できるようにします。
@@GET_FILS FROM(20) TO(1) PHY_ONLY(*YES) PROMPT('この +
the name of the primary file to be used by this +
template') +
EXTEND('The file name may be specified in full, +
partially .....') +
HELPIDS(HELP020 HELP030 HELP040 HELP050)