8.24.4 修飾されたプロパティ
ActiveXコンポーネントの多くは、修飾引数の付いたプロパティを使用します。修飾されたプロパティの構文は以下のようになります。
Component.property<qualifier>
以下の例は、修飾されたColumnWidthプロパティを参照する方法です。ColumnWidthプロパティはActiveXグリッドの特定の列の幅を設定しています。
#Com_Grid.ColumnWidth<1>
修飾されていないプロパティと同様の方法で、このプロパティの値を取得することができます。
IF '#Com_Grid.ColumnWidth<1> *GT 100'
* Some code
ENDIF
同じように、修飾されていないプロパティと同様の方法で、修飾されたプロパティの値を設定することができます。
SET COM(#Com_Grid) ColumnWidth<1>(50)
フィールドを修飾子として使用することができます。この例では、列の修飾子が#STD_NUMフィールドにより設定されています。
SET COM(#Com_Grid) ColumnWidth<#STD_NUM>(50)
プロパティは複数の修飾子を持つことができます。例えば、ActiveXグリッドのCellプロパティは2つの修飾引数(行と列に該当)でグリッド内のセルの位置を示すことができます。
#Com_Grid.Cell<1,1>