17 4 8 ITxx - トレースのパラメータ

LANSA

17.4.8 ITxx - トレースのパラメータ

ITRO=

このパラメータは、アプリケーションがトレース・ファイルを生成するか否かを指定します。トレース・ファイルを生成する場合は Y、生成しない場合は N を指定します。トレース・ファイルは x_tracennn.txt と名付けられます。最も大きな nnn接尾辞は、最も新しいトレース・ファイルを示します。トレース・ファイルの生成は、アプリケーションのパフォーマンスに大きな影響を与えます。 

ITRL=

このパラメータは、トレースのレベルを指定します。有効な値は0〜9で、0は最低の詳細度、9は最高の詳細度を表します。このパラメータは、製品ベンダーから要求されない限り変更しないでください。

ITRM=

このパラメータは、トレース・ファイル内の最大行数を指定します。最大999,999,999行まで入力可能です。

ITRC=

このパラメータは、トレースのカテゴリを指定します。このパラメータを使用すると、トレース・メッセージを生成するLANSAの領域を制限できます。このパラメータは、製品ベンダーから要求されない限り変更しないでください。この値の使用については、「17.9 ワトソン博士、Microsoftの例外エラーに対するユーザー指示」に記述されています。DBMUIMのように、複数の値を1つの文字列として同時に指定できます。

ALL

すべてのカテゴリ

DBM

データベースのみ

UIM

ユーザー・インターフェースのみ

FUN

標準関数のみ

PIM

プリンター関数のみ

COM

通信のみ

PDF

プラットフォーム依存関数のみ

BIF

組み込み関数のみ

PRO

予約済

RDM

RDMLのみ

RDX

RDMLXのみ

HEP

ヒープ検証のみ

 

ITHP=

このパラメータは、ヒープの検証レベルを指定します。このパラメータは、製品ベンダーから要求されない限り変更しないでください。この値の使用については、「17.9 ワトソン博士、Microsoftの例外エラーに対するユーザー指示」に記述されています。ヒープの検証のために ITRO=Yと指定する必要はありません。ITRO=Yと設定しても、ヒープの検証にトレース・メッセージが追加されるだけです。トレース・メッセージはしばしば併用され、製品ベンダー用の詳細な診断情報を提供します。

X

コード内で設定されている省略値を使用します (N:GAバージョン、G:内部デバッグ・バージョン)。

N

ヒープの検証はありません。

G

バイトを保護し、ポインターを有効にします。

P

ポインターのみ検証します。

H

P + ポインターが存在するヒープ全体を検証します。

A

H + 全ヒープを検証します。

T

H + トレースを検証します。

Z

A + トレースを検証します。