16 4 IBM i ジョブ待ち行列エミュレーション

LANSA

16.4 IBM i ジョブ待ち行列エミュレーション

Visual LANSAには、IBM i ジョブ待ち行列およびサブシステムが提供するタイプの処理を、Windows アプリケーションがエミュレートできるようにする機能があります。

このセクションでは、IBM i ジョブ待ち行列およびサブシステムの適切な理解を前提知識としています。

LANSA RDML SUBMITコマンドを使用して、実行中のRDML関数からバッチ・ジョブを開始します。関数を実行すると、その環境内で実行する別のファンクションを開始する (または生成する)ということを意味しています。生成される関数は、その関数を投入した関数と同時に、しかも完全に独立して実行します。

通常、提供されるVisual LANSAシステムでは、IBM i ジョブ待ち行列は有効になっていません。

この省略値環境でSUBMITコマンドは機能しますが、本来の、投入されるジョブを遅延または逐次実行の待ち行列に入れる機能はありません。

以下を実行すると:

begin_loop from(1) to(5) 

      submit process(demo) function(test) 

end_loop

生成される5つのファンクションすべてが、投入されるとすぐ実行を開始します。生成される5つのファンクションすべてがすぐに(そして同時に)実行することになります。

しかし、IBM i ジョブ待ち行列エミュレーション機能を使用することにより、5つの関数すべてを、順次実行されるように、または既定の時間(例:一晩)実行が延期されるように再生待ちに追加することができます。

このタイプのジョブ待ち行列機能は、よくバッチ処理と呼ばれます。

以下も参照してください。

16.4.1 X_JOBQ.DATファイルの設定

16.4.2 ジョブ待ち行列の開始と停止、保留と保留解除

16.4.3 ジョブ待ち行列の優先順位

16.4.4 ジョブ待ち行列モニターの追加パラメータ

16.4.5 ネットワーク経由のジョブ投入

16.4.6 実装、パフォーマンスおよびスループット

16.4.7 ジョブ待ち行列詳細の暗号化