5.29 ZipService

LANSA Integrator

5.29 ZipService


ZipServiceでは、以下の操作がサポートされます。

·         Zipファイル・アーカイブの作成

·         Zipファイル・アーカイブへのファイルとディレクトリの追加

·         Zipファイル・アーカイブのファイルとディレクトリの解凍

アーカイブとは、通常は圧縮形式で他のファイルが含まれるファイルです。Zipファイルは最も一般的なアーカイブ形式であり、圧縮とファイルのグループ化を行います。

Zip形式は広く使用されサポートされています。ほとんどのコンピュータ・ユーザーは、Zipファイル・アーカイブを作成したり処理したりすることができます。ZipServiceを使用すれば、アプリケーションによるZipファイルの作成や処理が簡単になります。

関連サービス

ZipServiceは他のサービスに依存しません。ZipServiceを単独で使用して、Zipファイル・アーカイブの作成、アーカイブへの追加、アーカイブからの解凍を行うことができます。一方で、アプリケーションの要件に応じて、1つまたは複数の転送サービスを使用して、FTP、HTTP、あるいはメールでZipファイル・アーカイブを送信または受信できます。

SMTPMailServiceには、添付ファイルのグループを1つのZipアーカイブにまとめて、送信メール・メッセージに添付できる機能があります。送信メール・アプリケーションの場合、この機能を使用すれば、ZipServiceを明示的に起動する必要がなくなります。

技術仕様

·         ZipServiceは、標準のJavaクラスを使用してZip機能を実装します。

·         各ファイルに対して行われる圧縮の程度は、ファイル内容の性質によって大幅に異なります。プログラム実行ファイルなどのバイナリー・ファイルの場合、圧縮の程度は比較的小さくなりますが、テキスト・ファイルでは大きくなる場合が多くなります。JPEGイメージ・ファイルなどの一部のファイル(特にこれらのファイルの形式がすでに圧縮されている場合)では、完全に圧縮するわけではありません。あるいは圧縮後のファイルが元のファイルよりも大きくなる場合もあります。