7.25.1 アーキテクチャの概要
変換にはXML文書の内容をLANSAのフィールドやリストにマッピングしたり、LANSAのフィールドやリストからマッピングしたりすることが必要です。それにはXML文書とスタイルシートが必要です。スタイルシートではXMLの処理や変換のルールを定義します。
XML変換ウィザードの目的は、XML文書およびLANSAのファンクションに必要なフィールドやリストに基づいてスタイル・シートを作成することです。
配布するアプリケーションによって、受信するXML文書の処理、送信するXML文書の生成、またはその両方の処理をするスタイルシートを定義する必要があります。
注:[XML変換ウィザード]はスタイル・シートの生成とテストのみに使用します。これらのスタイルシートはJSM Serviceが動作するサーバーに手作業でコピーする必要があります。省略値で、スタイルシートは/jsm/instance/xslディレクトリに保存されます。
受信XML文書を処理するスタイルシート
受信XML文書はユーザーのアプリケーションに送られてきたXML文書です。通常、使用されるXMLは送信側のアプリケーションにより定義されます。XML変換ウィザードは受信XML文書を処理するスタイル・シートを生成し、その内容をファンクション・フィールドやリストのようなLANSAの構成にマッピングします。生成されたスタイル・シートはXML変換ウィザードの[受信変換]タブに表示されます。
送信XML文書を処理するスタイルシート
送信XML文書はユーザーが他のアプリケーションに送信するXML文書です。通常、使用されるXMLは受信側のアプリケーションにより定義されます。つまり、受信側のXMLの標準に合わせて送信する文書をフォーマットする必要があるのです。XML変換ウィザードは、ファンクション・フィールドやリストのようなLANSAの構成が提供するデータから、送信XML文書を作成するためのスタイル・シートを生成します。生成されたスタイル・シートはXML変換ウィザードの[送信変換]タブに表示されます。
更に複雑な送信XML文書を生成する場合は、複数のリストを処理する必要がある場合があります。つまり複数の変換を適用する必要があります。この場合、XML変換ウィザードはフラグメントを使用します。各フラグメントは個々にLANSA構成から生成/変換され、XML変換ウィザードの[送信変換]タブに表示されたスタイル・シートによりマージされます。