INT010C - SOAPサービス - テスト

LANSA Integrator

INT010C - SOAPサービス - テスト


SOAPセットの3番目のこのチュートリアルを始める場合、LANSA IntegratorのSOAPエージェントとSOAPサーバーのソリューションは既に作成してあるため、ソリューションとビジネス・ロジックはすべて揃っています。あとはソリューションをテストするだけです。

これまでのチュートリアルで作成した内容は、ビジネス・アプリケーションがWebサービス操作を呼び出し、Webサービスのプロトコルや規格を何も気にせずにその操作から結果を受け取ることができるソリューションです。技術的な詳細は、LANSA IntegratorのSOAPエージェント・サービスや、SOAPウィザードで生成されたコードによって処理されています。

アプリケーションの開発者がこのような詳細を気にする必要はありません。これらは、LANSA Integratorや、SOAPウィザードで生成されたファイルによって処理されます。

INT010B SOAPサービス - エージェントの定義では、SOAPエージェント・ソリューションのテストに使用できる簡単なフォームを作成しました。ユーザーはこのフォームに部門コードと課を入力してボタンをクリックします。その後、該当部門の社員リストが表示されます。

目的

·         先行する2つのチュートリアルで作成されたSOAPサーバーとSOAPエージェントのソリューションをテストする

このチュートリアルを完了するには、以下のチュートリアルを完了している必要があります。

·         INT010A - SOAPサービス - サーバーの定義

·         INT010B - SOAPサービス - エージェントの定義

注:このテストを実行するには、以下のいずれかを行ってください。

·         ローカルWebサーバーとJSMサーバーを実行し、サーバー・ファンクションをローカルにコンパイルします。

·         あるいは、IBM i のJSMサーバーを使用している場合は、サーバー・ファンクションをサーバーに登録してコンパイルし、IBM i サーバーを省略値のJSMサーバーとして指定するように、ローカルJSMの「データ・エリア」ファイルjsmcltdta.txtを設定します。以下のファイルのパスに相当する自身のパスを探します。

  C:\Program Files\LANSA\X_WIN95\X_LANSA

1.   Visual LANSAの[リポジトリ]リストで、INT010Bの「ステップ6. フォームiiiFRM02 - SOAPを利用して社員情報を取得を作成する」で作成したフォームを探します。

2.   フォームを右クリックし、[実行]を選択してフォームを実行します。

3.   [部門コード] ADMと[課コード] (01または02のいずれか)を入力し、[社員を取得]ボタンを押します。

4.   応答は以下のようになります。

5.   部門と課がどちらもブランクの場合や、部門のみを指定した場合に、結果が予想どおりかどうかを確認します。  

6.   エラーになった場合は、Integratorスタジオを使ってサーバーを開き、トレース・ファイルを確認してください。

これで、LANSA IntegratorのSOAPサーバーおよびSOAPエージェントのソリューションのバインディングが正常に完了しました。作成した内容とLANSA Integratorによって生成された内容は、すべてのプロトコルと形式の詳細を処理するために必要なコードになります。これは、Webサービス要求を受け入れてその要求に応答する場合やパラメータを解凍して取り出す場合、およびSOAP応答を作成する場合に使用されます。