JSMProxy用ファンクション登録
WindowsやLinuxの場合、JSMProxyプログラムはdc_w30.txtファイルをキー検索し、転送された要求を受信するリモートのホストとプログラムを探します。
ホスト名は、要求URLのホスト構成要素になります。これは、HTTPプロトコルのホスト・キーワードで決まります。
URLがhttp://www.lansa.com/cgi-bin/jsmproxyの場合、ホスト名はWWW.LANSA.COM:80になります。
URLがhttp://10.1.2.3/cgi-bin/jsmproxyの場合、ホスト名は10.1.2.3:80になります。
これにより、マルチホーミングが可能になります。IPアドレスwww.lansa.comと10.1.2.3は同じですが、HTTPクライアント・プログラムは、HTTPサーバーがwww.lansa.comと10.1.2.3を異なるホストとして扱うことができるようにHTTPプロトコルでホスト名を指定します。
ホスト名*DEFAULTはすべてのホストを表します。
JSMProxyは最初にアプリケーション名とホスト名に対してキー検索を行います。エントリーが存在しない場合、アプリケーション名と*DEFAULTに対してもう一度キー検索が行われます。
サービス(アプリケーション名)が存在しない場合、JSMProxyはエラー・メッセージを返します。存在する場合、接続は選択したリモート・ホストとリモート・プログラムに転送されます。
dc_w30.txtファイルを更新するには、LANSA Integratorスタジオまたはテキスト・エディタ(メモ帳など)を使用します。
dc_w30.txtファイルは、コンマ区切りの行リストとして構成されます。
先頭が#の行はコメントのため、処理されません。
テキスト・ファイルの各行が各エントリーになります。フィールドはコンマで区切られます。
ファイルdc_w30.txtの構造:
フィールド番号 |
説明 |
詳細 |
---|---|---|
1 |
アプリケーション名 |
リモート・ホストで実行されるアプリケーションを識別する名前 |
2 |
ホスト名 |
*DEFAULTまたはホスト名:ポートで指定されたホスト名 |
3 |
承認されたメソッド |
プロキシー・プログラムはメソッド・フィールドをチェックして、要求メソッドが許可されるかどうかを判断します。可能なメソッド・フィールドの値は以下のとおりです。 |
4 |
内容制限 |
プロキシー・プログラムは内容制限フィールドをチェックして、インバウンド内容が制限値を超えていないかどうかを判断します。 |
5 |
リモート・ホスト |
ホスト名:ポートで指定されたリモート・ホスト |
6 |
リモート・プログラム |
リモート・プログラムがブランクの場合、省略値で/cgi-bin/jsmdirectに設定されます。 |
例
#
# JSMProxyディレクティブ・ファイル
#
#サービス、ローカル・ホスト、メソッド、制限、リモート・ホスト、リモート・プログラム
#
ORDERENTRY,LANSA01:89,POST/GET,100000,LANSA01:88,/cgi-bin/jsmdirect
ORDERENTRY,*DEFAULT,POST/GET,100000,LANSA01:88,/cgi-bin/jsmdirect
#