2.1.5 サービス・プロパティの編集(EDTJSMSRV)
サービス・プロパティの編集(EDTJSMSRV)コマンドは、EDTFコマンドを使用して、systemサブディレクトリ内のservice.propertiesファイルを編集します。
このファイルを管理するにはスタジオの使用をお勧めします。
service.propertiesファイルはJSMサービスを構成します。これは、JSMで使用されるサービスのレジストリになります。また、トレースやリソースの管理にも使用されます。
service.propertiesファイルは、JSMを開始するとロードされます。サービス・プロパティを変更した場合、その変更を有効にするには更新する必要があります。
JSMサービス・プロパティを編集するオプションを選択すると、以下の入力が求められます。
INSTANCE
インスタンスの省略値は*DEFAULTです。これが推奨される値です。デフォルト・インスタンスはJSMMGRDTAデータ・エリアで定義されます。この値を変更するには、デフォルト・インスタンスの変更(CHGJSMDFT)を使用します。
以下にservice.propertiesファイルの例を示します。
対象ファイル:/jsm/instance/system/service.properties
************Beginning of data**************
#
# Java Service Manager services
#
service.SMTPMailService=com.lansa.jsm.service.SMTPMailService
service.POP3MailService=com.lansa.jsm.service.POP3MailService
service.HTTPService=com.lansa.jsm.service.HTTPService
service.FTPService=com.lansa.jsm.service.FTPService
service.SQLService=com.lansa.jsm.service.SQLService
service.XMLQueueService=com.lansa.jsm.service.XMLQueueService
#
# trace.SMTPMailService=*all
# resource.SMTPMailService=SMTPMailService
#
************End of Data********************
LANSAクライアントがJSMに対してサービスをロードするように要求する場合、サービス名のみを指定します。
USE BUILTIN(JSM_COMMAND) WITH_ARGS('SERVICE_LOAD SERVICE(SMTPMailService)') TO_GET(#JSMSTS #JSMMSG)
JSMインスタンスがSERVICE_LOADコマンドを受信すると、SMTPMailServiceサービス名に「service」という接頭辞が付きます。JSMはservice.propertiesファイルを検索します。キーワードSERVICE.SMTPMAILSERVICEを使用して、com.lansa.jsm.service.SMTPMailServiceという名前のクラスを探します。
「resource.」という接頭辞の付いたエントリーを追加すれば、リソースとこのサービスを関連付けることができます。
リソース・エントリーが表示され、名前の付いたリソース・ファイルがpropertiesサブディレクトリにある場合、このリソースは、JSMContainer getServiceResource() メソッドによってサービス・プログラムに渡されます。
リソース・エントリーがない場合、サービス名はリソース・ファイル名として使用されます。
リソース・ファイルがない場合、空のリソース・オブジェクトが返されます。