8.5.1 ヘルプ・ファイルのリンク
ユーザー・エージェントの[ヘルプ]メニューでは、省略値では[ユーザー・エージェント]ガイドと[製品情報]ボックスのみを使用できます。メニューに独自のHTMLガイドを追加するには、構成ファイルにエントリーを追加します。以下のいずれかの方法でヘルプ・ファイルを使用できるようになります。
· HTMLファイルを、{現在のディレクトリ}\lib\userhelpディレクトリ、またはこのディレクトリ内のサブディレクトリに置きます。これにより、各ユーザーは、HTTP接続を開かずにファイルをすぐに開いてローカルで検索できます。
· HTMLファイルをWebサーバーに置きます。これにより、最新バージョンのヘルプ・ファイルを常に確認できます。ただし、ロード時間や検索時間は長くなります(特に、ユーザーがリモート・ネットワーク上にいる場合)。
HTMLファイルには、他のページ(ローカルに保管された他のページまたはリモートのWebサイトのいずれか)へのリンクを含めることができます。ただし、JavaScriptなどの高度なHTML機能は無視されます。ガイドの構成をユーザーに表示する場合は、HHCファイルを目次として指定できます。詳細については、「目次の作成」を参照してください。
ヘルプ・メニューの構成ファイルのディレクティブについては、「ヘルプ・ディレクティブ」で詳しく説明しています。以下にディレクティブの可能なセットの例をいくつか示します。
以下のエントリーでは、選択するとローカル・ファイル{現在のディレクトリ}\lib\userhelp\upload\about.htmlを表示する[ヘルプ]メニュー・エントリーが作成されます。
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# 例1 - 単一のローカル・ヘルプ・ファイル
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help.menu.001=About Upload
help.file.001=upload/about.html
以下のエントリーでは、選択するとcontent.hhcファイルで指定された目次を表示する[ヘルプ]メニュー・エントリーが作成されます。「help.content.start」ディレクティブを指定しない場合、開始ページはルート・レベルのドキュメントになります。
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# 例2 - 目次を含むローカル・ガイド
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help.menu.002=Upload Help
help.keystroke.002=F2
help.content.002=upload/content.hhc
# help.content.start.002=misc.html
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以下のエントリーでは、選択するとリモート・リソースを表示する[ヘルプ]メニュー・エントリーが作成されます。
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# 例3 - Webサーバーの単一ヘルプ・ファイル
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help.menu.003=Latest Information
help.url.003=http://www.mycompany.com/info.html