2.1.3 Java Service Managerの最適化(OPTJSM)

LANSA Integrator

2.1.3 Java Service Managerの最適化(OPTJSM)


JARファイルの最適化はもう必要ありません。Classic JDKが改善されこのような最適化プログラムによる効果がほとんどなくなり、新しいIBM Technology for Java JDKはこの最適化プログラムを使用しません。

このコマンドは、jarサブディレクトリにある.jarファイルと、classesサブディレクトリにあるCLASSファイルを使用して、最適化されたJavaオブジェクトを作成します。最適化により、Javaバイト・コードがIBM i 用の隠し64ビットRISCサービス・プログラムに変換されます。このプロセスは、IBM i サーバーの速度と処理する.jarファイルに応じて、数時間かかる場合があります。

このコマンドでは、i5/OS CRTJVAPGMコマンドを使用します。

Java Service Managerを最適化するオプションを選択すると、以下の入力が求められます。

INSTANCE

インスタンスの省略値は*DEFAULTです。これが推奨される値です。デフォルト・インスタンスはJSMMGRDTAデータ・エリアで定義されます。この値を変更するには、デフォルト・インスタンスの変更(CHGJSMDFT)を使用します。

OPTIMIZE

省略値は40です。有効な値は10、20、30、40です。

OPTIMIZEキーワードの詳細については、i5/OS CRTJVAPGMコマンドを参照してください。

JAR

省略値は*YESです。有効な値は*NO、*YESです。インスタンスjarと許可されたサブディレクトリ内のファイルを最適化するかどうかを指定します。

CLASS

省略値は*YESです。有効な値は*NO、*YESです。インスタンス・クラスのサブディレクトリ内のファイルを最適化するかどうかを指定します。

REPLACE

省略値は*NOです。有効な値は*NO、*YESです。既存の最適化されたプログラムを置き換えるかどうかを指定します。

REPLACEキーワードの詳細については、i5/OS CRTJVAPGMコマンドを参照してください。

重要:Jarファイルのコピー作成

バックアップのために.jarファイルのコピーを作成する場合、jarサブディレクトリにバックアップの.jarファイルを残しておかないでください。例えば、jsm.jarを修正する前に、そのjsm.jarを同じjarサブディレクトリ内にあるoldjsm.jarにコピーするとします。jarサブディレクトリ内のファイル・リストを使用してクラスパスを構築する場合、クラスパス内にoldjsm.jarが含まれ、jsm.jarの前に表示される可能性があります。この場合、古いバージョンのファイルを引き続き使用されてしまいます。つまり、以下のようになります。
classpth = oldjsm.jar;jsm.jar;jsmservice.jar;xerces.jar;xalan.jar....