5.1.17 IBM Toolbox for Java

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5.1.17 IBM Toolbox for Java


PDFSpoolFileServiceなどのJSMサービスでは、IBM Toolbox for Java (JTOpen)が必要です。

IBM Toolbox for Javaは、JavaプログラムがIBM i のデータやリソースに簡単にアクセスできるJavaクラスのライブラリです。

JTOpenはToolbox for Javaのオープン・ソースです。

このToolboxは、ライセンス・プログラム57xxJC1 - Toolbox for Javaとして入手できます。

このToolboxは、ライセンス・プログラム57xxSS1 - V7R1のExtended Base Directory Supportとして入手できます。

jt400.jarファイルは、/QIBM/ProdData/HTTP/Public/jt400/libディレクトリにあります。

jt400Native.jarファイルは、/QIBM/ProdData/OS400/jt400/libディレクトリにあります。

jt400Native.jarファイルには、通常のToolboxクラスに加えてネイティブの最適化が含まれています。  

Toolboxは、適切な場合、ネイティブの最適化を自動的に有効にします。

最適化を使用できない場合、Toolboxはソケット・クライアント・サーバー・モードで機能します。

Toolboxのバージョンがi5/OSオペレーティング・システムと一致しない場合、Toolboxは引き続き機能しますが、パフォーマンスの改善を利用することはできません。

詳細については、以下を参照してください。

www-1.ibm.com/servers/eserver/iseries/toolbox  

IBMでは、IBM i データベース用の2つのJDBCドライバーを提供しています。

ネイティブJDBCドライバー

IBM i Developer Kit for Java (57xxJV1)の一部として付属しています。

これは、SQL CLI (Call Level Interface)のネイティブ・メソッド呼び出しを行うことで実装されます。

そのため、IBM i JVMでのみ実行されます。

登録するクラス名はcom.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driverです。URLサブプロトコルはdb2です。

Toolbox JDBCドライバー

IBM Toolbox for Javaの一部として付属しています。

これは、データベース・ホスト・サーバーに直接ソケット接続を行うことで実装されます。

このJDBCドライバーはどのJVMでも実行されます。

登録するクラス名はcom.ibm.as400.access.AS400JDBCDriverです。URLサブプロトコルはas400です。

JDBC更新用の物理ファイルのジャーナル処理

CRTJRNRCV JRNRCV(MYLIB/JDBC) TEXT('JDBC Journal Receiver')
CRTJRN JRN(MYLIB/JDBC) JRNRCV(MYLIB/JDBC) TEXT('JDBC Journal')
STRJRNPF FILE(MYLIB/MYFILE) JRN(MYLIB/JDBC) IMAGES(*BOTH)

物理ファイルを作成または変更する場合、ジャーナル処理の開始を忘れることがよくあります。

このような問題を回避するには、ジャーナル処理を自動で開始させたいライブラリにQDFTJRNという名前のデータ・エリアを作成します。

新しいデータ・エリアには、ジャーナルの名前が含まれます。物理ファイルの作成者に適切な権限がある限り、このデータ・エリアで名前が付いたジャーナルに対してジャーナル処理が開始されます。

ジャーナル・ライブラリを最初の10ポジションに指定すると、次の10ポジションにジャーナルが含まれ、最後の5ポジションに*FILEが含まれます。また、最後の5ポジションに*NONEを指定して、ジャーナル処理を開始しないようにすることもできます。