ステップ6. 列見出しを無視する

LANSA Integrator

ステップ6. 列見出しを無視する


このステップでは、列見出しを無視して作業リストS_233RCVで定義されたフィールドを使用してデータをマッピングするようにファンクションiiiFN05を修正します。

1.   ファンクションiiiFN05を編集します。

      ユーザー・エージェントからのデータの受け取りに使用される作業リストの定義を探します。作業リストは#S_233RCVという名前で、以下のように表示されます。

DEF_LIST NAME(#S_233RCV) FIELDS(#EMPNO #SALARY) TYPE(*WORKING)
 

2.   S_233RCVの定義がCSVファイルの形式に一致するようにその定義を修正します。コードは以下のように表示されます。

DEF_LIST NAME(#S_233RCV) FIELDS(#EMPNO #SALARY #STARTDTER #DEPTMENT #SECTION) TYPE(*WORKING)
 

3.   KEYWRDサブルーチンを実行してRECEIVEコマンドを作成するコマンドを探します。SVMODEキーワードの値を*IGNOREに変更します。*IGNOREを使用する理由の1つとして、列見出しがLANSAフィールド名ではない場合が挙げられます。例えば、サーバーは、列見出しがEMPNOではなく「Employee Number」のCSVファイルを受信します。

      コードは以下のように表示されます。

CHANGE FIELD(#JSMXCMD) TO(RECEIVE)
EXECUTE SUBROUTINE(KEYWRD) WITH_PARMS(#JSMXCMD HANDLER ISVL)
EXECUTE SUBROUTINE(KEYWRD) WITH_PARMS(#JSMXCMD SVMODE '*IGNORE') 
USE BUILTIN(JSMX_COMMAND) WITH_ARGS(#JSMXHDLE1 #JSMXCMD) TO_GET(#JSMSTS #JSMMSG #S_233RCV)
EXECUTE SUBROUTINE(CHECK_STS)
 

4.   ファンクションをコンパイルします。

5.   ユーザー・エージェントを使用して、前述のようにファンクションをテストします。結果はまったく同じになるはずです。

6.   省略可能。「番号、年収、開始日、部門、セクション・コード」などの列見出しを含めるようにCSVファイルを編集して、変更を保存します。ユーザー・エージェントが引き続き開いている場合は、[ファイル]、[ソースデータを閉じる] を使用して、修正されたCSVファイルを開いて送信します。同じ結果が再度取得されます。