3.6.6 トレース・ファイルの検索方法
トレース出力はすべて、JSMインスタンス・ディレクトリの下のtraceサブディレクトリに保管されます。
トレース・ファイルを表示するには、「IBM i のJava Service Managerの管理」で説明するJSMメニューのJava Service Managerの処理(WRKJSM)オプションを使用します。
関連するサービス・プロパティが有効であれば、JSMを開始するたびに新しいトレース・ディレクトリが作成されます。
例えば、JSMジョブ番号が123456の場合、ディレクトリは以下のように表示されます。
/jsm/instance/trace/123456
トレース・ディレクトリ・リストの例
ディレクトリ: /jsm/instance/trace/123456
MANAGER.TXT STMF
STDOUT.TXT STMF
STDERR.TXT STMF
2005-06-22 DIR
ディレクトリ: /jsm/instance/trace/123456/2005-06-22
CLIENT00000001 DIR
CLIENT00000002 DIR
CLIENT00000003_NAME DIR
クライアント・トレース・サブディレクトリのファイル・リストの例
ディレクトリ: /jsm/instance/trace/123456/2005-06-22/CLIENT00000001
SERVICE.TXT STMF
TRANSPORT.TXT STMF
manager propertiesファイルでトレース・プロパティを変更した場合、その変更を有効にするには、JSMを停止して再起動する必要があります。JSMを再起動すると、新しいジョブ番号で開始し、新しいディレクトリがtraceサブディレクトリに表示されます。
マネージャー・トレースが有効な場合、JSMインスタンスが開始すると、MANAGER.TXT、STDOUT.TXT、およびSTDERR.TXTファイルがトレースのジョブ番号サブディレクトリに作成されます。
クライアント・トレースが有効な場合、CLIENTnnnnnnnnディレクトリが作成されます。nnnnnnnnは連番です。このディレクトリには、JSMクライアント・プログラムで送信される転送およびコマンド情報が含まれています。SERVICE_LOADコマンドでTRACE_NAMEキーワードを使用して、このディレクトリ名の末尾にオプションのトレース名を追加できます。
トレース・ファイルを定期的に消去することをお勧めします。「Java Service Managerの消去(CLRJSM)」を参照してください。