IBM i - Javaヒープ・サイズ

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IBM i - Javaヒープ・サイズ


JAVAコマンド・キーワード:

·         GCHINL - 初期ガベージ・コレクションのヒープ・サイズ(キロバイト単位)

·         GCMAX - 最大ヒープ・サイズ(キロバイト単位)

GCHINL値によって、ガベージ・コレクターの実行方法が決まります。GCHINL値に等しいメモリー使用量が消費されるたびに、ガベージ・コレクターが起動します。値を大きくすると、ガベージ・コレクターの実行回数は少なくなりますが、実行時間は長くなります。

Javaヒープ・サイズの設定によって、Java仮想マシンで使用されるメモリー量が決まります。これらの設定による動作は、IBM i と他のプラットフォームでは異なります。

IBM i の場合、初期Javaヒープ・サイズは、JVMでのメモリー量のしきい値を指定します。メモリー量が割り当てられると、ガベージ・コレクターの実行が開始します。

他のJVMとは異なり、IBM i のJVMでは、ガベージ・コレクターが未使用のメモリーを再利用している間に他のスレッドを実行し続けることができます。

初期ヒープ・サイズは、ガベージ・コレクターが適切な間隔で実行されるように調整してください。つまり、不要なオーバーヘッドが発生せず、ヒープが大きくなりすぎない程度にします。

GCMAX値によって、JVMの最大ヒープ・サイズが決まります。省略値は*DFTです。

IBM Classic JVMのGCMAX *DFT値は*NOMAXです。

IBM Technology for Java JSMのGCMAX *DFT値は2Gです。この2Gという省略値は、64ビットJava環境には少なすぎるため、増やす必要があります。最大値240000000を使用しないでください。IBM Technology for Javaコマンドは、この値を*NOMAX値として扱い、省略値で値2Gに戻すためです。