6.3.3 その他のヘルパー・クラス
スタティック・メソッドJSMManager.getTemporaryDirectoryは、現在のサービスの一時ディレクトリをjava.io.Fileオブジェクトとして返します。
このメソッドでは一時ディレクトリは作成されません。
この一時ディレクトリの名前は、ジョブ番号と、サービス・スレッドのハッシュ・コードになります。
例
File directory = JSMManager.getTemporaryDirectory () ;
スタティック・メソッドSMManager.createTemporaryDirectoryは、現在のサービスの一時ディレクトリをjava.io.Fileオブジェクトとして返します。
このメソッドでは一時ディレクトリが作成されます。
この一時ディレクトリの名前は、ジョブ番号と、サービス・スレッドのハッシュ・コードになります。
例
File directory = JSMManager.createTemporaryDirectory () ;
スタティック・メソッドJSMManager.createTemporaryFileは、一時ファイルをjava.io.Fileオブジェクトとして返します。
一時ディレクトリは存在しない場合は作成されますが、一時ファイルは作成されません。
はサービス・プログラム内で一意でなければならないため、「upload」のような簡単な名前を使用できます。
ファイルを読み書きするには、FileInputStreamクラスとFileOutputStreamクラスを使用します。
例
File file = JSMManager.createTemporaryFile ( ファイル名 ) ;
一時ディレクトリは、JSM OPENおよびJSM CLOSEの間にのみ存在します。
一時ディレクトリはJSM OPENで消去されます。
また、JSMCLOSEでも消去されます。
プログラマが一時ディレクトリを消去する必要はありません。
スタティック・メソッドJSMManager.clearTemporaryDirectoryは、一時ディレクトリ内のファイルをすべて削除してから、一時ディレクトリを削除します。
例
boolean ok = JSMManager.clearTemporaryDirectory () ;
サービス・スレッドが開始すると、JSMManager.clearTemporaryDirectoryメソッドの呼び出しが行われ、同じハッシュ・コードを使用した以前のスレッドから以前の一時ファイルがなくなります。
CLRJSMコマンドは、一時ディレクトリとトレース・ディレクトリの下にあるすべてのファイルとディレクトリをオプションで削除できます。