XMLBindFileServiceの例
フラグメント専用
XMLBindFileServiceのこのRDML例では、サービス内で使用可能なコマンドやキーワードを数多く利用します。
XMLBindFileServiceは、LANSA Integratorスタジオに付属のXMLバインディングウィザードとかなり緊密に結び付いています。サービス・アプリケーションのコード作成を開始する前に、まずXMLバインディングウィザードでバインディングを設定する必要があります。
XMLバインディングウィザードでXMLドキュメント内の繰り返し情報を処理するには2つの方法があります。1つは、繰り返し情報をリストに分類して、GETコマンドとSETコマンドでLISTキーワードを使用する方法です。もう1つは、繰り返し情報をフラグメントに分類して、GETコマンドとSETコマンドでRAGMENTキーワードを使用する方法です。フラグメントの方法を実行する場合、GETコマンドとSETコマンドをループに配置し、繰り返し情報に必要な回数だけこれらのコマンドを実行する必要があります。
この例ではフラグメントのみを使用します。
以下のステップを実行して、このサービスを使用していくつかの注文を処理する方法をシミュレートします。
1. LISTコマンドを使用して、どのXMLドキュメントがインバウンド注文フォルダーにあるかを判断します。
2. LISTコマンドにより、注文が作業リストに配置されます。この作業リストを使用する場合、READコマンドとBINDコマンドを使用して、XMLバインディングウィザードで作成されたサービスに各XMLドキュメントを(1つずつ)ロードおよびバインドします。READコマンドで、ファイルのコピーを別のフォルダーにもアーカイブします。
3. 次に、GETコマンドを使用してデータをXMLドキュメントからローカルに定義されたフィールドにロードします。通常、各注文のデータは、一部の既存アプリケーション・データベースにアップロードされますが、この実証では、分かりやすいように注文のみが画面に表示されます。
4. 各注文が表示されたら、CLOSEコマンドを使用して現在のファイルのバインドを閉じ、DELETEコマンドでインバウンド・フォルダーからバインドを削除します(このコピーは、READコマンドによって読み込まれるアーカイブ・フォルダーに保管されていることを覚えておいてください)。
5. 次のステップでは、別のフォルダーに配置される応答ドキュメントを作成します。作成するには、BINDコマンド、SETコマンド、WRITEコマンドを使用します。
6. 最後のステップでは、CLOSEコマンドを再度使用して、応答の作成に関連するバインドを閉じます。
7. このステップが終了したら、インバウンド注文フォルダーにある次の注文のプロセスが実行されます。最後の注文が処理されるとプログラムが終了します。
この例が機能するには、以下のステップを行う必要があります。