2.1.1 Java Service Managerの開始(STRJSM)
JSMサブシステムは、STRSBS SBSD (JSM)コマンドを使用して起動する必要があります。
STRJSMコマンドは、JSMサブシステムにJSMインスタンスを送信します。
STRJSMとCRTJSMSBSのソース・コードは、JSMライブラリの QCLSRCに保管されます。
各JSMインスタンスには、それぞれのJava仮想マシン(JVM)があります。
JSMインスタンスJVMの現在の作業ディレクトリは、インスタンス・パスに設定されます。
CLASSPATHは、インスタンス・クラスのサブディレクトリと、jarサブディレクトリにあるすべての*.jarファイルおよび*.zipファイルを使用して作成されます。
別のインスタンス・ディレクトリ、別のインターフェースやポートなどを使用して、複数のJava Service Managerを開始できます。
JSMインスタンスが開始すると、次のサブディレクトリがインスタンス・ディレクトリの下にあるかどうかがチェックされます。
· classes
· jar
· properties
· system
· temp
· trace
Java Service Managerは、JSMクライアントとは別のコンピュータで実行できます。
Java Service Managerを開始するオプションを選択すると、以下の入力が求められます。
INSTANCE
インスタンスの省略値は*DEFAULTです。これが推奨される値です。省略値・インスタンスはJSMMGRDTAデータ・エリアで定義されます。この値を変更するには、デフォルト・インスタンスの変更(CHGJSMDFT)を使用します。
VERSION
JVMバージョンの省略値は*DEFAULTです。これが推奨される値です。有効な値は、現在サポートされているバージョンのJVMに基づきます。
OPTION
オプションの省略値は*DEFAULTです。有効な値は、*VERBOSE、*VERBOSEGC、*NOCLASSGCです。
OPTIONキーワードの詳細については、i5/OS JAVA (Javaプログラムの実行)コマンドを参照してください。
GCHINL
ガベージ・コレクションの初期サイズです。
可能な値の範囲は256 - 240000000 キロバイトです。
省略値は40,000キロバイトです。
GCHINLキーワードの詳細については、i5/OS JAVA (Javaプログラムの実行)コマンドを参照してください。
GCHMAX
ガベージ・コレクションの最大サイズです。
可能な値の範囲は256 - 240000000 キロバイトです。
省略値は*DFTです。
IBM Classic JDKの場合、省略値は*NOMAXつまり240000000キロバイトです。
IBM Technology for Java JDKの場合、省略値は2Gです。
32ビットIBM Technology for Java JDKの制限は約3407872キロバイトです。
64ビットIBM Technology for Java JDKの制限は約239999999キロバイトです。240000000の値または*NOMAXが使用されると、省略値の2Gが使われます。
GCHMAXキーワードの詳細については、i5/OS JAVA (Javaプログラムの実行)コマンドを参照してください。
JOB
送信されたインスタンス・ジョブの名前です。
COUNT
インスタンスの送信回数です。
「Java Service Manager追加サーバー」を参照してください。