SAVE
SAVEコマンドは、現在のメッセージのさまざまなコンポーネントをローカル・ファイルに保存する場合に使用されます。
必須
SAVE ---------- OBJECT --------- *TEXT -------------------------->
*ATTACHMENT
*ATTACHMENTS
条件付
>-- FILE -----------値-------------------------->
>-- DIR ------------値-------------------------->
任意
>-- ENTRY ---------- 1 ------------------------------>
値
>-- SELECT ---------値--------------------------|
キーワード
OBJECT |
このキーワードは、現在のメッセージのどの部分を保存するかを指定します。 値が*TEXTの場合、メッセージの本文が保存されます。メッセージの内容タイプがtext/またはmultipart/で始まらない場合、コマンドはステータス・フィールドに値NOTEXTを返します。 保存する特定の添付ファイルを指定するには、値*ATTACHMENTを使用します。この値とENTRYキーワードまたはSELECTキーワードを組み合わせて使用して、保存する添付ファイルを特定します。ENTRYとSELECTのどちらも指定しない場合は、最初の添付ファイルが保存されます。現在のメッセージに添付ファイルが関連付けられていない場合、コマンド・ステータスはNOATTACHMENTが返されます。 添付ファイル名を使用してキーワードDIRで指定されたディレクトリにすべての添付ファイルを保存するには、値*ATTACHMENTSを使用します。現在のメッセージに添付ファイルが関連付けられていない場合、コマンド・ステータスはNOATTACHMENTが返されます。 OBJECTキーワードは、通常、FILEキーワードまたはDIRキーワード(あるいはその両方)と組み合わせて使用されます。 |
FILE |
FILEキーワードは、情報の保存先のローカル・ファイル名を指定します。 FILE値に含まれるパスの詳細はすでに存在していなければなりません。ファイル自体を必要に応じて作成したり、置き換えたりします。 キーワード値OBJECT(*TEXT)を使用する場合、ファイル名を指定する必要があります。 キーワード値OBJECT(*ATTACHMENT)と一緒に使用する場合、現在の添付ファイル名は指定のファイル名に変更されます。 キーワード値OBJECT(*ATTACHMENTS)が使用される場合、FILEキーワードは無視されます。 |
DIR |
このキーワードは、ファイルの保存先のローカル・ディレクトリを指定します。省略値ではJSMインスタンス・ディレクトリが使用されます。 DIRパスがない場合は作成されます。 |
ENTRY |
保存する添付ファイルのファイル数を指定します。省略値は1です。 各添付ファイルに割り当てられる番号は、送信者がメールに添付ファイルを追加する順序で決まります。 |
SELECT |
添付ファイル名に基づいて、保存する添付ファイルを選択します。 |
例
RDML
現在のメールの本文を、現在のディレクトリの一意のファイルに保存します。
USE BUILTIN(TCONCAT) WITH_ARGS('SAVE OBJECT(*TEXT) FILE(message' #EMAILNO '.txt)') TO_GET(#JSMCMD)
USE BUILTIN(JSM_COMMAND) WITH_ARGS(#JSMCMD) TO_GET(#JSMSTS #JSMMSG)
または
現在のメールのすべての添付ファイルをディレクトリ/emailattachに保存します。
USE BUILTIN(TCONCAT) WITH_ARGS('SAVE OBJECT(*ATTACHMENTS) DIR(/emailattach)') TO_GET(#JSMCMD)
USE BUILTIN(JSM_COMMAND) WITH_ARGS(#JSMCMD) TO_GET(#JSMSTS #JSMMSG)
RDMLX
現在のメールの最初の添付ファイルを/emailattach/abc.xmlに保存します。
use builtin(jsmx_command) with_args(#jsmhdle 'save object(*attachment) file (abc.xml) dir(/emailattach)') to_get(#jsmsts #jsmmsg)
ILE RPG
この例では、現在のメールの本文がJSMインスタンス・ディレクトリのテキスト・ファイルbodytext.txtに保存されます。
c eval jsmcmd = 'save object(*text)'
c + ' file(bodytext.txt)'
c callp p_jsmcmd(jsmcmd:jsmsts:jsmmsg)
または
この例では、現在のメールの最初の添付ファイルがJSMインスタンス・ディレクトリに保存されます。
c eval jsmcmd = 'save object(*attachment)'
c callp p_jsmcmd(jsmcmd:jsmsts:jsmmsg)