まとめ
重要な考察事項
· 1つのファンクションで必要なだけのサービスをロードできます。また、別のハンドル・フィールドを使用すれば、メモリーに複数のサービスを同時にロードすることもできます。
· JSMエラーの発生時に行われるアクションは、アプリケーションの機能によって大きく異なります。基本的に、どのタイプのアプリケーションを作成する場合も、通常適用される手順と同じエラー処理手順を適用する必要があります。一般的に、JSMエラーを回復できない場合は、処理の中止を決定します。ユーザー入力が原因でエラーが発生した可能性が高い場合、エラーをユーザー・インターフェース・プログラムに戻す必要があります。
· RDMLXファンクションではDISPLAYコマンドを使用できないため、RDMLXファンクションを使用してWindowsフォームやIBM i のグリーン・スクリーンに表示することはできません。このような場合、情報を表示するには、ラッパーRDMLXファンクションを作成する必要があります。
ヒントとテクニック
· テンプレートJSMXSKELを使用して、JSMを使用するファンクションに必要な基本のRDMLXコードを含むファンクションを作成します。JSMXSKELに慣れてくると、各自のニーズに合わせてテンプレートのコピーや修正を行うことができます。
· JSMXSKELテンプレート・コードでは、CHECK_STSサブルーチンはエラー・メッセージの書式を整えるだけです。エラーの発生時にファンクションを中断するわけではありません。エラーを処理する独自のコードを書く必要があります。ユーザーが入力値を修正するには、ファンクションを終了するか、入力画面に戻ります。
· JSMを終了するコードを必ず書きます。JSMXSKELテンプレートを使用する場合、このコードが追加されます。
· HTTPサーバー・ファンクションを除き、JSMをアンロードするコードを必ず書きます。JSMXSKELテンプレートを使用する場合、このコードが追加されます。
これまでの学習内容
· テンプレートJSMXSKELを使用して、JSMを使用するファンクションに必要な基本のRDMLXコード・スケルトンを作成する方法
· JSM組み込み関数を使用してJSMを管理する方法
· JSMの開始方法と終了方法
· サービスのロード方法とアンロード方法
· 状況のチェック・サブルーチンを修正してJSMエラーを処理する方法