OPEN
OPENコマンドは、既存のZipファイルを開き、そのファイルを現在のアーカイブにします。現在のアーカイブは、以降のADDコマンドやGETコマンドが機能するアーカイブになります。
必須
OPEN ---- FILE ------------ファイル・パス------------------------->
任意
>-- MODE ------------ *READ ----------------------------->
*WRITE
>-- REPLACE --------- *NO -------------------------------|
*YES
キーワード
FILE |
このキーワードは、Zipファイルのファイル名とパスを指定する場合に使用されます。 パスの区切り文字にはフォワード・スラッシュを使用し、DOSドライブ指定子を使用しないことをお勧めします。 ファイル形式は以下のようになります。 Windowsの場合、以下のように指定できます。
· 絶対パス
· 相対パス IBM i の場合、以下のように指定できます。
· 絶対パス
· 相対パス 注:どのようなディレクトリ構造を指定する場合でも、すでに存在していなければなりません。 このキーワードは必須です。 |
MODE |
MODEは、読み込みと書き込みのどちらの目的でファイルを開くかを指定します。既存のアーカイブを開いて、その内容を調べたり、その中に含まれるファイルを展開したりする場合は読み込み目的でファイルを開きます。ファイルを開いてその内容の追加や置き換えを行う場合は、書き込み目的でファイルを開きます。 省略値*READの場合、ファイルは読み込み専用で開きます。 値が*WRITEの場合、書き込み目的でファイルを開きます。これにより、新しいファイルがアーカイブに追加されます。ファイルを書き込み目的で開く際にそのファイルが存在しない場合は、新しいアーカイブが作成されます。 |
REPLACE |
REPLACEキーワードをMODE(*WRITE)と組み合わせて使用して、既存ファイルの内容を置き換えられるかどうかを指定します。 省略値*NOの場合、ファイルを開いたときにアーカイブの内容は消去されません。新しいファイルをアーカイブに追加できます。 値*YESの場合、ファイルを開いたときにアーカイブの既存の内容は消去されます。新しいファイルを空のアーカイブに追加できます。 |
例
RDML
USE BUILTIN(JSM_COMMAND) WITH_ARGS('OPEN FILE(MYARCHIVE.ZIP)') TO_GET(#JSMSTS #JSMMSG)
RDMLX
use builtin(jsmx_command) with_args(#jsmxhdle1 'open file(myarchive.zip)') to_get(#jsmxsts #jsmxmsg)
ILE RPG
c eval jsmcmd = 'open file(myarchive.zip)'
c callp p_jsmcmd(jsmcmd:jsmsts:jsmmsg)