FRAGMENT

LANSA Integrator

FRAGMENT


フラグメントは、複雑なデータ・オブジェクトの部分的なセグメントです。フラグメントは、各LANSAフィールドや1つの作業リストを使用してXMLなどの複雑なデータ構造を構築する場合に使用されます。また、構築された複雑な構造をフィールドや作業リストに変換し直す場合にも使用されます。

XMLを処理するコンテンツ・ハンドラーやサービスでオプションのキーワードFRAGMENTを使用すると、アウトバウンドXMLの作成に役立ちます。

FRAGMENTキーワード値は、作成されたXMLの記憶域名を指定します。

FunctionXMLは、フィールド・リストやリスト・オブジェクトを使用して内部的に作成されます。このFunctionXMLは、指定のXSLを使用して目的のXML形式に変換されます。

結果のXMLに<rdml:fragment />タグが含まれる場合、この名前の下に保管されているXMLフラグメントは結果のXMLにマージされます。FRAGMENTキーワードがある場合、結果のXMLはフラグメント名の下に保管されて後でマージされます。

FRAGMENTキーワードがない場合、結果のXMLが最終的な出力XMLメッセージになります。

また、FRAGMENTキーワードをSOAPエージェントサービスで使用すると、出力するSOAPオブジェクトの作成やSOAP応答でのデータの取り出しに役立ちます。SOAPウィザードを使用して、SOAPオブジェクトのどの部分がフラグメントを表すかを指定したり、各フラグメントに名前を付けます。

XMLサービスでは、OUTPUTオプションが*ADDの場合、フラグメントはすでにその名前の下に保管されているフラグメントに連結されます。*NEWオプションは、保管されているフラグメントを作成します(既存のフラグメントがない場合や既存のフラグメントを置き換える場合)。

 

SEND XSL(ORDER_DETAIL) FRAGMENT(DETAIL) SERVICE_LIST(...)