5.30 PDFSpoolFileService

LANSA Integrator

5.30 PDFSpoolFileService


PDFSpoolFileServiceでは、IBM i のスプール・ファイルをPDFドキュメントに変換できます。このサービスを使用して、IBM i の1つのスプール・ファイルからPDFファイルを作成します。PDFファイルにすでに情報がある場合、その情報はスプール・ファイル情報で置き換えられます。

Adobe Portable Document Format (PDF)は、有名な移動可能ドキュメント形式として幅広く使用されています。ほとんどのユーザーがPDFファイルを処理でき、この形式によって内容と書式がどちらも保存されます。

このサービスを使用すれば、(スケジュールされたジョブなどの)スプール・ファイルをPDFファイルに自動的に変換するアプリケーションを作成できます。例えば、アーカイブする場合や、指定の受信者にメール送信する場合などです(おそらくSMTPMailServiceを使用)。

このサービスにより、IBM i ホスト・サーバーに接続して指定の出力待ち行列の内容を取得し、指定のIBM i スプール・ファイル用のPDFドキュメントを作成するコマンドが提供されます。スプール・ファイルの各ページは、変換されたPDFドキュメントの1ページになり、キーワードの範囲を指定して、PDFドキュメントの書式を設定できます。

関連サービス

PDFSpoolFileServiceは他のサービスに依存しません。IBM i のスプール・ファイルからPDFファイルを作成したり、PDFファイルを削除したりする場合に単独で使用できます。一方で、アプリケーションの要件に応じて、1つまたは複数の転送サービスを使用して、FTP、HTTP、あるいはメールでPDFファイルを送信することができます。

SMTPMailServiceには、添付ファイルのグループを1つのZipアーカイブにまとめて、送信メール・メッセージに添付できる機能があります。

技術仕様

·         PDFSPoolFileServiceは、IBM i のJSMサーバーに接続する場合にのみ関連します。

·         このサービスは、SCSまたはAFPDSのスプール・ファイルにのみ適しています。

·         このサービスを使用するには、IBM Toolbox for Javaをインストールする必要があります。

·         このサービスはi5/OS 5761SS1 オプション43追加フォントのライセンス・プログラムがインストールされていなければなりません。

·         このサービスではオープン・ソースのiText APIクラスを使用します。www.lowagie.com/iTextを参照してください。