コンセプト

LANSA Integrator

コンセプト


PCからLANSAユーザー・エージェント経由でサーバーにデータ・ファイルを転送する際に必要な要素は以下のとおりです。

·         処理するデータを含む、PC上のデータ・ファイル。CSVファイル、Excel表計算ソフト、またはその他の形式になります。

·         PC上のホスト構成ファイル(.lih)。このファイルにより、サーバーの場所と、要求を処理するサーバー・プログラムのIDが特定されます。

·         PCのエンド・ユーザー:ユーザーは、送信するデータ・ファイルを選択して構成ファイルを選択し、[送信]を押して転送を開始します。

·         LANSAユーザー・エージェント:エンド・ユーザーが使用するアプリケーション。PCに常駐します。ユーザーが選択した構成ファイルを解釈し、サーバー・プログラムを開始する要求を送信します。また、要求時にデータ・ファイルの書式を整えてJSMに送信します。

·         JSM:JSMはサーバー・プログラムの名前を受け取り、サーバー・プログラムIDとホストURLを使用して、適切なファンクションを検索および実行します。サーバー・ファンクションがLANSA for IBM i を使用してIBM i サーバーで実行している場合、ファンクション名エントリーはファイルDC@W29にあります。サーバー・ファンクションがLANSAを使用してWindowsサーバーで実行している場合、ファンクション名エントリーはDC_W29.txtにあります。

·         サーバー・ファンクション。IBM i またはWindows上に存在するLANSAファンクションです。これはJSMで開始されます。JSMが開始すると、ファンクションはHTTPServiceサービスを開始し、LANSAユーザー・エージェントからJSM経由でデータを要求します。

SETにはユーザー・エージェントについて説明する2つの例があります。

·         SET 233 LANSA User Agent - JSMDirectを使用した対話形式のファイル変換とアップロード

·         SET 235 LANSA User Agent - バッチ・ファイルの変換とアップロード

注:前述のように、ユーザー・エージェントは小型のJavaアプリケーションです。ユーザー・エージェントを使用すると、リモートの場所でファイルをサーバーにアップロードし、ファイルを処理するプログラムを開始することができます。また、Integratorスタジオでユーザー・エージェント・ソリューションを定義して実行することもできます。この演習ではIntegratorスタジオを使用します。