6.2.1 JSMServiceインターフェース

LANSA Integrator

6.2.1 JSMServiceインターフェース


Javaクラスがロードされて正常に実行される場合、そのJavaクラスは、以下の例に示すようにJSMServiceインターフェースを実装する必要があります。

 

public interface JSMService

{

  public void service ( JSMContainer container ) ;

 

  public JSMResponse command ( JSMCommand command ) throws JSMException ;

}

 

  

クラスのサービス・メソッドは、サービスが最初にロードするときに呼び出されます。このメソッドが呼び出されるのは一度だけのため、現在のサービス・プログラムで後からアクセスできるようにJSMContainerオブジェクトを保存しておいてください。JSMContainerオブジェクトでは、サービス・トレース・オブジェクト、サービス・リソース・オブジェクト、サービス記憶域オブジェクトへのアクセスが可能です。コンテナー・リソースは現在使用されません。

コマンド・メソッドは、JSMクライアント・プログラムがコマンド文字列を送信するたびに呼び出されます。

コマンド・オブジェクトからUnicode内のコマンド文字列にアクセスでき、ヘルパー・メソッドによってキーワードへのアクセスが可能になります。クライアント・プログラム・バイト・エンコーディングとロケールには、コマンド・オブジェクトからアクセスできます。また、バイト配列オブジェクトもコマンド・オブジェクトから利用できます。このバイト配列がnullになることはなく、長さがゼロの配列になります。あるいは、クライアントから送信されたバイト配列のコピーになります。バイト・コード変換は行われないため、バイト配列は未調整のままで、クライアントと同じエンコーディングが反映されます。