5.33.1 ExcelReadServiceの役割

LANSA Integrator

5.33.1 ExcelReadServiceの役割


このサービスにより、ワークブックの複数のワークシートがサポートされます。アプリケーションはサービスに問い合わせを行い、ワークブック内のワークシートの名前を検索し、すべてのワークシートまたは選択したワークシートのデータを個別に処理できます。LANSA RDML作業リストや3GLデータ構造を使用して、指定した行/列範囲のワークシートに対してデータの読み込みや書き込みを行うことができます。

以下に、ExcelReadServiceの使用例を示します。

月々のタイムシートの処理

社員は、あらかじめ形式化されたExcelシートに自分の支払い請求情報を記録します。各社員は、月末にクライアントの請求書作成に役立つように自分のタイムシートのコピーを本社にメールで送ります。

本社のアプリケーションは、承認メールボックスからメールを取得して処理する場合に使用されます。可能性としてはPOP3MailServiceが使用されます。各メールに関連付けられたExcelドキュメントは、ExcelReadServiceを使用して処理され、データベース・ファイルに入れられます。内部アプリケーションは、すべてのタイムシートを受け取ると、クライアントごとに適切な請求書を作成します。