2.1.10 JSM権限の変更(CHGJSMAUT)
JSM権限の変更(CHGJSMAUT)コマンドにより、JSMインスタンス・ディレクトリを含むすべてのファイルとサブディレクトリにCHGAUTコマンドが適用されます。
このコマンドは、以下のサブディレクトリの有無をチェックしてインスタンス・パスが有効かどうかを確認します。
· classes
· jar
· properties
· system
· temp
· trace
以下のコマンドを入力し、
CHGJSMAUT
F4を押すと、以下の入力が求められます。
USER
下に表示されているすべてのファイルおよびディレクトリと、JSMインスタンス・ディレクトリに設定されている権限を持つユーザー名です。
DTAAUT
下に表示されているすべてのファイルおよびディレクトリと、JSMインスタンス・ディレクトリのデータ権限のレベルです。
OBJAUT
下に表示されているすべてのファイルおよびディレクトリと、JSMインスタンス・ディレクトリのオブジェクト権限のレベルです。
INSTANCE
インスタンスの省略値は*DEFAULTです。これが推奨される値です。デフォルト・インスタンスはJSMMGRDTAデータ・エリアで定義されます。この値を変更するには、デフォルト・インスタンスの変更(CHGJSMDFT)を使用します。
権限は、オブジェクトに該当するセキュリティに設定する必要があります。
権限を変更すると、アプリケーションの実行に影響を与える場合があります。例えば、1つのオブジェクトに対する権限をすべて無効にすると、ユーザーはアプリケーションを実行できなくなります。
例
CHGJSMAUT USER(*PUBLIC) DTAAUT(*EXCLUDE) OBJAUT(*NONE) INSTANCE(*DEFAULT)
このプログラムは、インスタンス・ディレクトリ内のすべてのファイルとサブディレクトリでCHGAUTを呼び出します。
CHGAUT USER(%s) DTAAUT(%s) OBJAUT(%s) OBJ(%s)
DSPJOBLOGコマンドの例
オブジェクト /jsm/instanceが変更されました
オブジェクト /jsm/instance/classesが変更されました
オブジェクト /jsm/instance/dtdが変更されました
オブジェクト /jsm/instance/dtd/order.dtdが変更されました
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